1つのペダルに30タイプ超のエフェクトを収録!トップクオリティのモジュレーション・フィルター!Eventide ModFactorご予約受付中!


連日お伝えしております、Eventideの取扱。すでに多く浸透しているものだと思っていましたが、意外にもまだまだ知られていないことも多く、驚いています。
出来る限りのことをお伝えできたらと思い、こうしてまたEventideのエフェクターについて書かせていただきます。

EventideのFactorといえば10種類のエフェクトが特徴、そう思われることもあるのではないでしょうか。
半分正しいのですが、じつは様々なモジュレーションをまとめたModFactorには、なんと30タイプ超のエフェクトが収録されているのです!


Eventideにしか出せない音がある。
Jimmy Page, Frank Zappa, Brian May, Eddie Van Halen, Steve Vai, Robert Fripp, John Petrucci、Adrian Belewを始め、世界のトッププレイヤー、プロフェッショナルプレイヤーがEventideエフェクトを必要とし、今も多くのプレイヤーが使用しています。
Eventideサウンドを知らずして、世界の音を語ることは出来ません。

Eventide ModFactorは、世界トップクラスのスタジオクオリティエフェクトを多数収録したストンプボックスペダルです。

ModFactorにはモジュレーションとフィルタエフェクトを中心とした30タイプ超のエフェクトが収録されています。それぞれコーラス、フェイザー、ワウ、フランジャーモジュレーションフィルタ、ロータリー、トレモロ、ヴィブラート、アンジュレータ、リングモジュレータのジャンルに分かれ、簡単にエフェクトタイプを変更することができます。

●収録エフェクト
・コーラス(4タイプ)

収録エフェクト:Liquid Chorus / Shimmer Chorus / Organic Chorus / Classic Chorus

フェイザー(5タイプ)

収録エフェクト:Negative Phaser / Positive Phaser / BiPhase Phaer / Feedback Phaser / PhaseXo Phaser

・ワウ(4タイプ)

収録エフェクト:WahWah Q-Wah / Voc-Wah Q-Wah / Bass Wah / Bass Vocal Wah

フランジャー(5タイプ)

収録エフェクト:Positive Flanger / Negative Flanger / Jet Flanger / Thru-o Flanger

モジュレーションフィルタ(3タイプ)

収録エフェクト:Lowpass ModFilter / HiPass ModFilter / BandPass ModFilter

・ロータリー(2タイプ)

収録エフェクト:Standard Rotary / Giant Rotary

トレモロ(2タイプ)

収録エフェクト:Bias Tremolo / Opto Tremolo

・ヴィブラート(3タイプ)

収録エフェクト:Modern Vibrato / Vintage Vibrato / Retro Vibrato

・アンジュレータ(2タイプ)

収録エフェクト:Pitch Undulator / Feedback Undulator

・リングモジュレータ(2タイプ)

収録エフェクト:Ring(DC) Ringmod / String(AC) Ringmod

●特徴
・スタジオクオリティサウンド
・簡単なプログラムチェンジ
・10ノブ、MIDI、エクスプレッションペダルによるリアルタイムコントロール
・タップテンポコントロールMIDI Clock Sync/Generateによるコントロール
MIDIで呼び出し可能な100種類のユーザープリセット
・トゥルーアナログバイパス
・ラグドキャストメタル筐体
・プリセットに簡単にアクセスできるメタルフットスイッチ
・モノラル/ステレオオペレーション
・ギター/ラインレベルをインプット/アウトプット個別に切り替え可能
・フレキシブルなビルトインエクスプレッションペダル
・詳細に設定できるWet/Dryミックス
・USB端子からファームウェアアップデートが可能
・パワーサプライ付属
・バイパスモードを設定可能

●BANK MODEとPLAY MODE
ModFactorには、BANK MODEとPLAY MODEの2種類の動作モードがあります。それぞれプリセットの選択を主としたモードと、エフェクトの操作を主としたモードです。
BANKとPLAY MODEの切替には、右側のフットスイッチを2秒程度長押しします。
Encoderノブは両方のモードでエフェクトの種類を切替えることができます。

・BANK MODE
BANK MODEでは、フットスイッチでプリセットの選択とエフェクトのアクティブ/バイパス操作が行えます。
プリセットはバンクと呼ばれる組みの中に2つずつ保存されています。バンクは最大50あり、全部で100種類のプリセットを保存できます。


・PLAY MODE
PLAY MODEではフットスイッチでエフェクトのアクティブ/バイパス、Slow/Fast/Brake選択、およびタップテンポ操作が行えます。

・このフットスイッチをプッシュすることで、SlowモードのON/OFFが出来ます。ロータリースピーカーキャビネットのスピードチェンジをシミュレートし、LFOをスローダウンさせます。この時のスピードの可変は設定された値に基きます。
・このフットスイッチをホールドすると、Brakeモードに入ります。フットスイッチをホールドしている間、LFOはコンスタントにスローダウンを続けます。スイッチをリリースするとBrakeモードはOFFになり、LFOが元のスピードに戻ります。
・Mod SourceノブがEXP PDLに設定され、エクスプレッションペダルが接続されていない時、Brakeモードをエクスプレッションペダルとして使うことができます。
・このフットスイッチのホールドが1秒未満の場合、フットスイッチを戻すとSlowモードになります。1秒以上ホールドを続けた場合、フットスイッチを戻してもモードは変わりません。

●TEMPO MODE
TempoモードはタップテンポのON/OFFです。タップテンポは、EncoderをプッシュすることでON/OFFすることができます。
タップテンポがONの時、Tempo LEDはテンポに合わせて点滅します。タップテンポがOFFの時、Tempo LEDは点灯しません。
タップテンポがONの時、モジュレーションスピードなどをビートに合わせてリズミックに設定することができます。この時、ディスプレイにはHzやmsecではなく、bpmで値が表示されます。

モジュレーションソース
全てのエフェクトタイプでモジュレーションソースをShapeノブを使用して選択できます。選択できるのはSine、Triangle、Peak、Random、Ramp、Square、SMP/HLD、Envelope、ADSR、EXP PDLです。
SMP/HLDはサンプル/ホールド、EXP PDLはエクスプレッションペダルを表します。

ShapeノブでEnvelope、またはADSRを選択した場合、モジュレーションはプレイングのアタックをフォローするように動きます。タッチワウのような動きです。様々なインプットレベルに対応するため、SpeedノブをSensitivityコントロールとして使用できます。
また、ShapeノブでEnvelope、またはADSRを選択した場合、タップテンポ、Slow/Fast/Brake、およびS-Modは無効となります。
Mod SourceノブでEnvelope、またはADSRを選択した場合、Mod RateノブをSensitivityとして扱うことができます。

セカンダリLFO
ModFactorはエフェクトそのものを可変するモジュレーションソースとなるLFOに加え、パラメータを可変するためのモジュレーションソースとなるセカンダリLFOを備えています。
セカンダリLFOは4つのノブでコントロールできます。
D-Mod:[Depth-mod]アンプリチュードモジュレーション(AM)の設定です。このノブはDepthノブのパラメータを動かします。
S-Mod:[Speed-Mod]フリーケンシーモジュレーション(FM)の設定です。このノブはSpeedノブのパラメータを動かします。
Mod Rate:セカンダリLFOのレートを設定します。このノブはD-Mod.とS-Mod.のスピードをコントロールするもので、Speedノブの1/8から8倍までの設定(Tempo OFF時)、または8分音符のテンポに同期する設定(Tempo ON時)ができます。
Mod Source:セカンダリLFOモジュレーションソースを選択します。Sine、Triangle、Peak、Random、Ramp、Square、SMP/HLD、Envelope、ADSR、Pedalから設定できます。

●エクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルはShapeとMod Source以外の複数のコントロールノブをアサインすることができます。
モジュレーションシェイプをEXP PDLとすることで、エクスプレッションペダルの動きをモジュレーションソースにすることができます。

Shapeノブ、またはMod SourceノブでEXP PDLが選択されている時、エクスプレッションペダルのプログラミングは上書きされます。このモードではModFactorのエフェクトを、エクスプレッションペダルを使ってワウペダルのように操作することができます。

●パラメータのファインチューン
各種パラメータはノブやエクスプレッションペダルなどを使用して設定することができます。設定範囲が大きく、ノブでの微調整が難しい時、設定したいパラメータのノブを動かしてからEncoderノブを動かすと、パラメータの値を微調整することができます。

●プリセットの保存
エフェクトタイプや各種パラメータの設定はプリセットとして保存することができます。プリセットナンバー、プリセットネームを変更して保存することができます。

●アウトプットレベルとインプットレベルメーター
ModFactorのプリセットは、それぞれ独自にアウトプットレベルを設定することができます。また、PLAY MODEで左右のフットスイッチをホールドすることでインプットレベルを視覚的に表示するレベルメーターを起動できます。

●多彩な入出力端子
2つのインプットジャック、2つのアウトプットジャック、エクスプレッションペダルジャック、Auxスイッチジャック、USBジャック、パワージャック、MIDI IN、Out/Thruジャックを装備しています。
エフェクトバイパス時にはトゥルーアナログバイパスやDSPバイパスの設定が可能です。
エフェクトをステレオで動作させることやエクスプレッション、Auxスイッチ(外部スイッチ)を接続して操作性を拡張させたり、MIDIシグナルを用いて操作を行うことができます。また、入力レベルをGuitar/Line、出力レベルをAmp/Lineで切替えることができます。
また、USB接続でH9 Controlと連携し、各種パラメータの設定やプリセットの管理が可能です。

●ルーティングの設定とMIDI、Auxスイッチ、エクスプレッションペダルオプションの追加
2015年8月18日以降のファームウェアアップデートにより、モノラル使用時に新たなルーティングの変更が行えるようになりました。2つのインプット/アウトプットを独立させ、現在設定しているエフェクトをどちら側のインプット/アウトプット間に設置するかを切替えることができます。
例えばエフェクトやプリセットによってアンプの前のエフェクトチェーンとアンプのエフェクトループ間を切り替えることができるようになります。
また、片方の出力をドライ、片方の出力をウェットに分離することも可能になりました。これらのルーティング設定はプリセットごとに保存することができます。
また、エクスプレッションペダルやMIDIコントロールによるインプット/アウトプットレベルのリアルタイムコントロール、およびMIDIマージ(入力されたMIDIシグナルを出力にブレンド)、Auxスイッチのモメンタリモードの追加が可能となりました。
※Eventideの製品は、製造された時期により内部ファームウェアバージョンが異なります。ファームウェアアップデートを行うことで製造時期にかかわらず全て最新の機能をご使用いただけます。

●H9 Control

Eventide H9シリーズ、およびTimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceは、全てのエフェクトパラメータや機能を本体のフロントパネルで操作できますが、H9 Controlアプリを使用することで各種パラメータやプリセットの管理、ファームウェアアップデート、H9の場合はエフェクトアルゴリズムの追加を行うことができます。
また、エクスプレッションを使用するようにリアルタイムでパラメータのコントロールを行えます。
H9 ControlはWindows用、Mac用、Mac OS X 10.10以降用、iOS用が用意されています。それぞれWindows 7以降、Mac OSX 10.7以降、Mac OSX 10.10以降、iOS5以降に対応しています。

H9 Control AppはBluetooth接続、またはUSB接続に対応しています。iOS用のH9 Contro AppをH9シリーズで使用する場合はBluetooth接続、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに使用する場合、Camera connection kitを使用してUSB接続を行います。


H9 Controlを使用すれば、全てのパラメータをアナログデバイスのように操作することができます。エクスプレッションペダルのように動作するリボンコントローラーなどを使用することもできます。


複数のパラメータを同時に操作できるXYパッドでの操作も可能です。


様々なアルゴリズムを管理できます。


各種セッティングをH9 Controlから行えます。

●エクスプレッションペダルとAuxスイッチ
Eventide ModFactorは、エクスプレッションペダル、またはAuxスイッチを接続することができます。
エクスプレッションペダルには複数のパラメータを簡単に割り当てることができ、またその可変範囲も個別に設定できます。最大25kΩの単純負荷(ポテンショメータ)を持つエクスプレッションで動作します。
Ernie Ball VPJR 25k、M−Audio MGearEX-P、Line6 EX-1、Mssion Engineering SP1-LF、Source AudioReflex Universal Expression Controller、Roland EV-5、BOSS FV500Lで動作を確認しています。
エクスプレッションとの接続はモノラルケーブルで行います。

また、Auxスイッチ(外部フットイッチ)を接続することもできます。最大3つまでのフットスイッチ(Digitech FS300等)を接続することができます。Auxスイッチにはプリセットのロード、HotSwitch、タップテンポ等の操作を行えます。

MIDI
ModFactorはMIDIによるコントロールに対応しています。バイパスコントロールやプリセットの選択、パラメータの操作、MIDIクロックへの同期などを行えます。

●Specifications
Connectors
Input 1 (mono):1/4 inch mono phone jack
Input 2:1/4 inch mono phone jack
Output 1 (mono):1/4 inch mono phone jack
Output 2:1/4 inch mono phone jack
Expression Pedal:1/4 inch mono phone jack
Mini USB:Type B Socket. Use 2.0 cables only.
MIDI: InFive pin DIN (Female)
MIDI Out/Thru:Five pin DIN (Female)
AC Adapter Jack:Power supply

Analog I/O
Input Impedance:500K ohms (mono or stereo)
Output Impedance:470 ohms
Recommended Load Impedance:10K ohms or greater

Physical
Power:9VDC, 500mA, center pin(+)
Dimensons:English: 4.8" (H) x 7.5" (W) x 2.12" (D)
Metric: 122 (H) x 190 (W) x 54 (D) mm
Weight:2.15 lbs, 1kG


ただいまご予約受付中!

イーブンタイド取扱開始!Eventide H9シリーズ、ご予約受付中!


ついにEventideの取扱が始まりました!
驚異的な機能を持つH9シリーズも取扱開始!ただいま次回入荷分ご予約受付中です!


Eventide H9は、1台でEventideのハイクオリティストンプボックス、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに収録されたエフェクトアルゴリズムに加え、H9独自のアルゴリズムを使用することができるエフェクトペダルです。
圧倒的な機能性を持ちながらコンパクトで、シンプルな1ノブのユーザーインターフェースを実現。各エフェクトアルゴリズムの多彩なパラメータを簡単にコントロールすることができます。
H9本体には99のプリセットを保存することができ、それぞれにエフェクトアルゴリズムと各種パラメータ、プリセットごとのアウトプットレベルを設定可能。プリセットにはそれぞれ個別のプリセットネームを付けることができ、ライブパフォーマンスでも即座に現在のプリセットを判別できます。
2つのフットスイッチでプリセットの変更やタップテンポ、エフェクトのアクティブ/バイパスを変更可能。さらに中央の大きなEncoderノブはスイッチとしても機能し、オンボードエクスプレッションペダルとして、複数のパラメータを個別に設定した範囲でリアルタイムにコントロールすることもできます。

Eventide H9は本体だけで全てのパラメータ設定ができますが、フリーウェアのエディタ/ライブラリアンソフトウェア、H9 Controlを用いて各種パラメータのセッティングやリアルタイムエディット、プリセットの管理を行うこともできます。
H9 ControlはMac、PC、iOS機器用のアプリケーションとして用意されています。iOS用のH9 Cotrol AppはBluetoothでH9とiOS機器を接続することができます。

また、H9 Controlを使用することにより、5台までのH9、H9 Core、H9 MAXをシェアすることができます。アプリ内でご購入いただいたアルゴリズムの共有やプリセットの振り分けなどが可能です。
さらにH9 Controlは全てのEventideストンプボックスのプリセットやファームウェアを管理/編集することもできます。

※H9 ControlはWindows 7以降、Mac OSX 10.7以降、iOS5以降に対応しています。


●特徴
・トゥルーアナログバイパス
・リアルタイムMIDIコントロール
・パワーサプライ付属
・DIN5/USB経由でのMIDIコントロール
・ハイレスポンス、高精度チューナー内蔵
・タップテンポ/MIDIクロックでのテンポ設定

●H9、H9 Core、H9 MAXの違い
全てのH9シリーズは同じハードウェアで構成されています。モデルの違いは、初期状態でデバイスに収録されているアルゴリズムの内容です。
H9シリーズは、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceの全てのアルゴリズムをインストールでき、さらにH9オリジナルアルゴリズムも用意されています。
各モデルに収録されているエフェクトアルゴリズムは以下のとおりです。

H9
Eventideストンプボックスの中から特に人気の高い9種類を収録したグレイテスト・ヒッツです。99種類のファクトリープリセットが収録されています。
TimeFactor:Tape Echo・Vintage Delay
ModFactor:Chorus・Tremolo
PitchFactor:Crystals・H910/H949
Space:Shimmer・Hall
H9オリジナル:Ultar Tap Delay

H9 Core
2台目以降のH9として、H9 Controlでのシェアを前提としたモデルです。
H9 Coreには、Eventideを代表するクラシックなピッチシフトエフェクト、H910/H949(PitchFactor)が収録されています。
25種類のファクトリープリセットが収録されています。

H9 MAX
Eventideストンプボックスを網羅するモデルです。TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに収録されている全てのエフェクトアルゴリズムに加え、H9オリジナルのUltraTap、Resonator、EQ Compressor、CrushStationのアルゴリズムが収録されています。また、99種類のファクトリープリセットが収録されています。
また、H9 MAXは今後リリースされる全てのエフェクトアルゴリズムを無料でご利用いただけます。

●各部の名称と役割

●HOTKNOBとオンボードエクスプレッションペダル
HOTKNOBは、中央の黒いノブ/スイッチのEncoderをオンボードエクスプレッションペダルとして使うためのコントロールです。EncoderはH9に搭載される唯一のノブであり、プッシュ式スイッチとしても使うことができます。
ここには複数のパラメータを割り当て、同時にコントロールすることができます。パラメータの割当にはHOTKNOBボタンを使用します。

●Tempoモード
PRESETボタンと右側のフットスイッチを同時に押すことで、TempoモードのON/OFFを切替えられます。
TempoモードがONの時、タップテンポ設定をおこなうとTap LEDがテンポに合わせて点滅します。
TempoモードがOFFの時、Tap LEDはTapモードで点灯します。
TempoモードがONの時、ディレイはHzやmsecではなく、ビートに合わせたリズミックサブディビジョンで設定します。
Tempo ON/OFFは右側のフットスイッチがTap Modeとなっている時にのみインジケータが状態を表示します。

●Encoderノブでプリセットの選択
PRESETボタンを押すと、いつでもEncoderノブでプリセットを選択できます。

●フットスイッチでプリセットの選択
右側のフットスイッチは、2つの役割があります。1つはプリセットの選択、もう1つはタップテンポです。このフットスイッチをホールドすることで、この役割を切替えることができます。Tap LEDが消灯時、右側のフットスイッチでプリセットの値が99まで順に上がっていきます。表示されているプリセットは待機状態となっています。
待機状態となっているプリセットを読み込むには左側のフットスイッチを押します。プリセット待機状態では左側のフットスイッチを押してもバイパスにはなりません。
※プリセット選択時、中央のEncoderノブを押すと、右側のフットスイッチを押した時のプリセットナンバーの上昇/下降を切替えることができます。

●パラメータのコントロール
プリセットのパラメータの値を変更したい時はX、Y、Zボタンでパラメータを選択します。X、Y、Zボタンのどれかが押されるとボタンが点灯し、中央のEncoderノブでパラメータの値を切替えられます。この時、Encoderノブを押すことでファインチューンモードとなり、パラメータの微調整が簡単に行えます。
X、Y、Zボタンをホールドすることでエキスパートモードに入り、全てのパラメータにアクセスできます。
この時、X、Y、Zボタンを繰り返し押すことで様々なパラメータを選択できます。パラメータの変更はEncoderノブを使用します。
パラメータを変更すると、Encoderの周囲にあるライトリングでセッティングを視覚的に表示できます。

●アウトプットレベル
H9のプリセットは、それぞれ独自にアウトプットレベルを設定することができます。

●グローバルインプットレベル
H9のシグナルプレゼントLEDとピークLEDの表示により、現在のインプットレベルセッティングが正しく動作しているかどうかを視覚的に理解することができます。
H9はインプットレベルセッティングを簡単に行うことができます。インプットレベルはグローバルセッティングとして全てのプリセットに適用されます。

●プリセットの保存
パラメータを変更し、プリセットが編集されるとプリセットエディットLEDが点灯します。これは編集されたプリセットがまだ保存されていないことを示します。
選択中のプリセットはプリセットナンバー、16文字までのプリセットネームを変更して保存することができます。

●チューナー
左右のフットスイッチを2秒間ホールドすると、チューナーが起動します。ディスプレイにTUNERと表示され、チューナーが起動します。
チューナーが起動中は、ライトリングで音程のずれを表示できます。
ライトリングが12時の位置で音程が合っていることを示します。また、ディスプレイには音程とずれが1Cent単位で表示されます。
初期設定では、チューナー起動時のH9のオーディオアウトプットはミュートされます。
デフォルトのリファレンス周波数はA=440Hzです。
リファレンス周波数やミュート/バイパスセッティングはシステムモードで変更できます。

●システムモード
システムモードはH9のBluetooth、バイパス、Auxスイッチ、MIDI、グローバル、チューナー、ユーティリティ等、システム全体の設定を行います。
システムモードに入ると、トップレベルメニューを選択でき、さらに奥の階層へと進み、各種設定を行います。
システムモードでは、トップレベルメニューから設定したい項目を選択します。中央のEncoderノブで階層内のメニューをスクロールし、設定したい項目でHOTKNOBボタンを押せばメニューツリーの階層を奥へと進みます。PRESETボタンでメニューツリーを上の階層に戻ります。
設定したい項目のパラメータや選択肢は、Encoderノブを動かして選択/設定します。
同じ項目に設定できるパラメータが複数存在する場合、左右のフットスイッチでパラメータを切替えることができます。
パラメータが切替えられるかどうかは左右のフットスイッチ上部のLEDが点滅して表示します。
メニューツリーの階層は最大3階層です。

●自己診断機能
左側のフットスイッチをホールドしながらH9の電源を投入すると、本体に故障があるかどうかを判断する自己判断機能が働きます。
修理が必要かどうかを判断する際にご利用下さい。

●多彩な入出力端子

H9には、2つのインプットジャック、2つのアウトプットジャック、エクスプレッションペダル/Auxスイッチジャック、USBジャック、パワージャック、MIDI IN、Out/Thruジャックを装備しています。
エフェクトバイパス時にはトゥルーアナログバイパスやDSPバイパスの設定が可能です。
エフェクトをステレオで動作させることやエクスプレッション、Auxスイッチ(外部スイッチ)を接続して操作性を拡張させたり、MIDIシグナルを用いて操作を行うことができます。
また、USB接続、またはBluetooth接続でH9 Controlと連携し、各種パラメータの設定やプリセットの管理、エフェクトアルゴリズムの追加が可能です。

●ルーティングの設定とMIDI、Auxスイッチ、エクスプレッションペダルオプションの追加
2015年8月18日以降のファームウェアアップデートにより、モノラル使用時に新たなルーティングの変更が行えるようになりました。2つのインプット/アウトプットを独立させ、現在設定しているエフェクトをどちら側のインプット/アウトプット間に設置するかを切替えることができます。
例えばエフェクトやプリセットによってアンプの前のエフェクトチェーンとアンプのエフェクトループ間を切り替えることができるようになります。
また、片方の出力をドライ、片方の出力をウェットに分離することも可能になりました。これらのルーティング設定はプリセットごとに保存することができます。
また、エクスプレッションペダルやMIDIコントロールによるインプット/アウトプットレベルのリアルタイムコントロール、およびMIDIマージ(入力されたMIDIシグナルを出力にブレンド)、Auxスイッチのモメンタリモードの追加が可能となりました。
※Eventideの製品は、製造された時期により内部ファームウェアバージョンが異なります。ファームウェアアップデートを行うことで製造時期にかかわらず全て最新の機能をご使用いただけます。

Bluetooth
H9シリーズはBluetooth接続が可能です。Mac/PC/iOS用のH9 ControlはBluetooth接続に対応しています。(Mac/PC用のH9 ControlはUSB接続も可能です。)
Bluetooth接続がおこなわれているかどうかはBluetooth ONインジケータで表示されます。Bluetooth接続はX、Y、Zボタンを同時に押すことで接続/切断を切替えることができます。

●H9 Control

H9シリーズ、およびTimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceは、全てのエフェクトパラメータや機能を本体のフロントパネルで操作できますが、H9 Controlアプリを使用することで各種パラメータやプリセットの管理、ファームウェアアップデート、H9の場合はエフェクトアルゴリズムの追加を行うことができます。
また、エクスプレッションを使用するようにリアルタイムでパラメータのコントロールを行えます。
H9 ControlはWindows用、Mac用、Mac OS X 10.10以降用、iOS用が用意されています。それぞれWindows 7以降、Mac OSX 10.7以降、Mac OSX 10.10以降、iOS5以降に対応しています。

H9 Control AppはBluetooth接続、またはUSB接続に対応しています。iOS用のH9 Contro AppをH9シリーズで使用する場合はBluetooth接続、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに使用する場合、Camera connection kitを使用してUSB接続を行います。

H9 Controlを使用すれば、全てのパラメータをアナログデバイスのように操作することができます。エクスプレッションペダルのように動作するリボンコントローラーなどを使用することもできます。

複数のパラメータを同時に操作できるXYパッドでの操作も可能です。

様々なアルゴリズムを管理できます。

ビルトインチューナーをH9 Control上に表示することもできます。

各種セッティングをH9 Controlから行えます。

●エクスプレッションペダルとAuxスイッチ
Eventide H9は、エクスプレッションペダル、またはAuxスイッチを接続することができます。
エクスプレッションペダルには複数のパラメータを簡単に割り当てることができ、またその可変範囲も個別に設定できます。最大25kΩの単純負荷(ポテンショメータ)を持つエクスプレッションで動作します。
Ernie Ball VPJR 25k、M−Audio MGearEX-P、Line6 EX-1、Mssion Engineering SP1-LF、Source AudioReflex Universal Expression Controller、Roland EV-5、BOSS FV500Lで動作を確認しています。
エクスプレッションとの接続はモノラルケーブルで行います。

また、Auxスイッチ(外部フットイッチ)を接続することもできます。最大3つまでのフットスイッチ(Digitech FS300等)を接続することができます。Auxスイッチにはプリセットのロード、HotSwitch、タップテンポ等の操作を行えます。

MIDI
H9はMIDIによるコントロールに対応しています。バイパスコントロールやプリセットの選択、パラメータの操作、MIDIクロックへの同期などを行えます。
USB、またはDIN5(自動判別)によるMIDIコントロールにも対応しています。

●Specifications
Connectors
Input 1 (mono):1/4 inch mono phone jack
Input 2:1/4 inch mono phone jack
Output 1 (mono):1/4 inch mono phone jack
Output 2:1/4 inch mono phone jack
Expression Pedal:1/4 inch mono phone jack
Mini USB:Use 2.0 cables only
MIDI: InFive pin DIN (Female)
MIDI Out/Thru:Five pin DIN (Female)
AC Adapter Jack:Power supply included (see below)

Analog I/O
Input Impedance:600K ohms (mono or stereo)
Output Impedance:470 ohms
Recommended Load Impedance:10K ohms or greater

Physical
Power:9VDC, 500mA, center pin(+)
Dimensons:English: 5.25" (H) x 4.65" (W) x 1.96" (D)
Metric: 133 (H) x 118 (W) x 50 (D) mm
Weight:1.53lbs, 0.7kg / Retail box 3 lbs, 1.36 kg


ただいまご予約受付中!

Eventideエフェクターの取扱が始まります!


大ニュースです。当店で、Eventideを正規代理店として扱うことになりました。



この度弊社は、Eventide社製品の日本国内代理店業務について、株式会社オカダインターナショナルより引き継ぐことになり、11月4日よりEventide社製品の販売を新たに開始いたします。

お楽しみに!
●Eventideとは

1971年の設立以来、Eventideはレコーディングやブロードキャスト、ライブパフォーマンスに特化したデジタルオーディオプロセッシング機器を制作してきました。
40年以上にわたり、数々のアーティストがレコーディングに使用を続けていることが、Eventideの品質の証です。

1971年、ニューヨークの地下でオーディオブロードキャスティングとレコーディング機器を制作しはじめました。H910、Harmonizer、Instant Phaserをはじめ、Eventideの作り上げた革新は伝説となり、今も最新技術を用いてストンプボックスプラグインなどを制作しています。

Eventideサウンド古今東西、数々のレコードや楽曲で聴くことができます。ナチュラルなディレイ、豊かなリバーブ、ピッチシフトなどは様々なヒットレコードでも使用され、今でも多くのプレイヤーに求められています。Eventideサウンドの品質は歴史が証明しています。

Eventideの伝説は、今も継続中です。次のデザインプロダクトを常に研究し、今のミュージシャンのために新たなサウンドの開発の手を休めることはありません。音は常に移り変わります。Eventideのエフェクトには、次の時代の音をいつでも見つけることができます。


●ヒストリー

・始まり
Eventide。1970年当時の基準では変わったこの名前は、新たなビジネスを始めるために必要でした。70年当時に制作していたものは、特に刺激的なものではありませんでした。
当時の「オリジナルプロダクト」はAmpex MM1000マルチトラックレコーダーのためのテープサーチユニットでした。
Eventideはニューヨークの小さなスタジオでスタートしました。共同創設者のスティーヴ・カッツが、同じく共同創設者のリチャード・ファクターに、テープを特定の場所に戻すためのガジェットをリクエストしました。共同創設者であり、スタジオのオーナーだったオーヴィル・グリーンがそのユニットのための資金を提供しました。
そのユニットは瞬く間に広まり、カッツはレコードエンジニアとなりました。彼の熱意はおさまらず、Ampexの代表にユニットを売り込みました。
そして暫くの間、テープサーチユニットのOEM生産を行い、またごくわずかですが、電気通信の研究のための2秒ディレイラインや、化学試薬をナノリットル単位で分配するための静電偏向器を制作していました。
また、この最初の年にはニューヨークで開かれたAudio Engineering Societyミーティングにも参加。その時には何も革新的な製品の発表はできませんでしたが、複数のカスタムを制作することになるという予感を感じていました。
このミーティングから、メリーランドパブリックブロードキャスティングからのオファーを受け、Eventideを代表するInstant Phaserとシングルインプットに独立した2つのチャンネルを持つディレイラインを開発しました。そのディレイは0〜200msで、100のシフトレジスタを使用し、高い耐久性を誇っていました。
これがEventideのクラシックモデル、1745 Digital Delay Lineへと発展します。それはすぐにより高耐久でLEDが素敵な1745Aへと進化し、最後に1745Mへとつながります。1745Mは世界初(だと信じている)ランダムアクセスメモリを用いたオーディオプロダクトです。このモジュラープロダクトは、音楽で使うことの出来るレスポンスを備えた最初のピッチチェンジモジュールでした。

・一方地下室では
70年代の初期にエンジニアリングスタッフとして加わったトニー・アグネロは、有名なH910 Harmonizerを開発します。H910はEventideにとって初めて、世界的な人気を獲得した製品でした。数千台を販売し、現在でもその古いユニットが使用され、ユーズドマーケットでも取引されています。この製品が、Eventideの地位を確立しました。間もなくH949モデルがHarmonizerブランドに加わります。これはヴォーカルのダブリングなどに使用できる、ほんの少しのピッチチェンジを可能としていました。 "lupine board"や "deglitch" オプションと合わせ、不自然さのない電子制御のピッチチェンジを実現。これはレコーディングスタジオユースとブロードキャスティングでの技術を組み合わせたものでした。
70年代後半に発売したMonstermatはコマーシャルや音楽を、左右チャンネルではなく、データの和と差をレコーディングすることでエンハンスするという考えに基づいています。
Mono Stereo Matrixユニットがこの動作をおこない、さらにDBXノイズリダクションを追加することもできました。さらにEventide製品初の黄色い大きなDUMPボタンを搭載していました。これはラジオなどで番組を中段することなく、電話発信者による不適切な言葉を削除することができました。
BD955には160の16K RAMチップを搭載していました。EventideはRAMチップが大好きです。

・RAMチップ
Eventideはメモリの事業に手を出したほど、RAMチップが大好きです。それは偶然の産物でした。リバーブアルゴリズムを研究するため、ヒューレット・パッカードのデスクトップコンピュータを購入しました。そのアルゴリズムはメモリハングリーであり、コンピュータはメモリシャイでした。コンピュータには128KのRAMが搭載され、さらに2つの128Kメモリを増設できるスロットがありました。当時の価格は、128Kのメモリが1つで$3,000-!とても購入できるものではありませんでした。Eventideでは自社の製品で使用しているRAMを用いて必要な2スロット分のメモリチップを制作してしまいました。70年代後半から90年代半ばまで、ヒューレット・パッカード製品と互換性のあるデバイスを制作しました。その後のPC革命にあたり、撤退を決定した時、Eventideではヒューレット・パッカードのコンピュータに特化したHPIBバッファ/マルチプレクサやイーサネットカード、そして増設メモリなどの制作も行っていました。

・話を戻して
Eventideがメモリ事業に参入するきっかけを思い出しましょう。そう、リバーブの研究です。デジタルリバーブは、広大な敷地を使わずに残響を作るための現実的な選択です。Eventideのプロダクトラインは“Time〜”や“Pitch〜”というモデルが多いですが、オーディオ業界はそれまでリバーブや他のエフェクトに真のデジタルシグナルプロセッシングを充ててきませんでした。“Stereo Room”をはじめとするユニークなDSPアルゴリズムを収録したEventide SP2016は、1980年に発売され、すぐに伝説的な存在となりました。Harmonizerエフェクトのニューバージョンを発売し、さらにメモリ事業への参入などもあり、より大きな場所が必要となりました。そしてEventideはニュージャージー州へと移ります。13年間、大量のジャンクと数えきれないバンでの移動を経て、Eventideはついに快適なスペースを見つけることができました。

・Eventide、空へ
場所が変わり、十分なスペースを確保すると、次は変わった効果が出てきました。Eventideの代表は典型的なニューヨークのアパートに居を構えていました。自転車、そして学生時代に初めての自動車を手に入れてから、気づけば毎日空港を通勤に使う日々となっていました。ガソリンエンジンは人生に欠かせないものですが、飛行機は遠い存在でしょうか?そんなことはありません。そしてパイロットのミステイクを減らすための移動マップの開発を決意します。
3年後、Eventide Argusシリーズは多くの航空機に導入されるようになりました。セスナやパイパーのパイロットは、大型ジェット機以上に優れた状況認識を手にしたのです。Eventideはこの革新的なプロダクトが世界中多くのパイロットを救ったことを誇りに思っています。

・Eventideは忘れない
80年代が終わり、コンピュータの革命が訪れると、数々のデジタライゼーションが勃発しました。事実、ストレージメディアはキロバイトからメガバイト、ギガバイトを超える領域へと、20年間で大きく成長を遂げています。
放送業界ではテープの低いフリーケンシーレスポンスや電話回線の遅さなどの問題を解決すると、別の問題も解決することを経験で知っています。多くの局が日々の放送の“ログ”を保存しています。法的に、アーカイブに、商品としてなどその理由は様々です。それまでのテープによるロギングでは1本で1日が限度でした。積み重なれば多くの場所を必要とします。コンピュータテクノロジーによるデジタルストレージとEventideの革新が、ラジオ局のロギングを変えました。90年代初期には1日に1本のDATを使っていましたが、今は、1ヶ月で1本です。瞬時に検索できる安価なDVD-RAMストレージメディアは言うまでもありません。Eventideのロギングはもともと放送業界での使用を前提としていましたが、証券会社や公共の安全のためなど、長いオーディオを無期限に保存する必要のある数々の分野で活躍することになります。先週のカスタマーサービスへの問い合わせ内容を覚えていますか?その会話はEventideのロギングレコーダーに保存されているかもしれません。

・そして…
ここまで、30年にわたる革新の歴史をまとめてきました。Eventideの機器はレコーディングや放送業界にとどまらず、警察署や世界中の航空機に普及しています。業界をリードするクオリティのエフェクトは世界中のレコーディングで使用され、デジタルヴォイスロギングレコーダーは歴史や文明を詳細にキャプチャします。
これからもEventideは革新的なプロダクトの開発を続けます。
Eventide社の日本国内代理店移行に伴う製品販売開始のお知らせ