Mad Professor Sweet Honey Overdrive vs New Sweet Honey Overdrive


数あるMAD PROFESSORエフェクターの中でも特に人気の高いSweet Honey Overdrive。このたびニューモデルが発売となりましたので、さっそくオリジナルモデルとの比較を行いました!
両ペダルを並べてプラグインし、ノブ設定などを比較しながら音を出してみました。
まず音出しをしたところ、「思ったより音が違う」と、「同じ歪み方をしている」という印象が同時に感じられました。
たしかにどちらも回路が同じで、組み込み方式が違うので冷静に考えればどちらも当然のことですが、実感としてここまで顕著に感じられるものかと驚きました。
和音をジャーンと鳴らしたり、短いフレーズを細切れで弾くと、非常に似ている、というか基本的には同じペダルだということがよく分かります。
しかし、少し長めのフレーズやリフを弾いていくと、細かいところで音に違いがあります。
具体的に、もっとも大きな違いは反応性の高さです。オリジナルモデルは驚異的な反応性で、クリーン〜クランチ、ドライブと、思い通りに変えていくことができますが、ニューモデルはオリジナルモデルと比較すると、若干音がまとまっていて、反応の早さでは一歩遅れます。逆に言えば、ニューモデルの方が安定したゲインを作り出せると言う考え方もできます。
しかし、ニューモデルも同価格帯のオーバードライブの中ではトップクラスの反応性とサウンドの質をキープしています。また、若干ですがニューモデルの方がコンプレッションが高く、ゲインも少し高いですね。ほとんど差はありませんが、オリジナルモデルの方が明瞭でクリアなサウンド、大してニューモデルはスムーズでやわらかいサウンドです。
甘く、若干明るめのクランチサウンドはニューモデルでも健在です。ブルージーなオーバードライブサウンドがお好みなら、どちらも自信を持っておすすめします。その上で、ピッキングニュアンスを重視されるならオリジナルモデル、ストレートでロックに近いサウンドならニューモデルの方がお好みに合うのでは、と思います。
どちらも飛び抜けたクオリティを実現したオーバードライブペダルです。今ならどちらも送料無料となっております。どうぞよよろしくお願いします!