「あの音」を作り出すオーバードライブ特集!

数あるエフェクターの中でも、人気の高いのがオーバードライブペダルです。
一言でオーバードライブといっても様々な種類があり、例えば往年の名機のサウンドを再現したモデルからレスポンスの高いペダル、歪ませたアンプに使うことを前提にしたモデルなどいろいろです。
そして、当店でも高いご注目をいただいているのが、「あるアンプサウンド」を作り出すというタイプのオーバードライブです。
アンプシミュレーターやモデリングとは違い、あくまでもオーバードライブとして、アンプサウンドを作り出すエフェクターです。
当店でもアンプライクなドライブペダルが多数ございますので、まとめてご紹介します!

Catalinbread Dirty Little Secret


まずは大変な人気をいただいている、こちらのモデルから。Dirty Little Secretはブリティッシュサウンド、というかMarshallサウンドを作り出すドライブペダルです。
ビンテージマーシャルプレキシサウンドを作り出すRockモードと、JCM系の現代的なマーシャルサウンドを作り出すRawkモードを搭載し、ナチュラルで高いレスポンス、絶妙な粘り感を実現しています。

ペダルの最後に接続すれば、クリーンアンプでもマーシャルサウンドが得られます。ブースターやファズペダルと合わせて使っても不自然な歪みになったりすることはありません。まさに「アンプそのもの」の反応をするペダルです。
なお、こちらの動画に映っているキャビネットは「台」です。Dirty Little Secretを使えばFenderのコンパクトコンボアンプのクリーンサウンドがマーシャルスタックサウンドに早変わりです。


こちらはRawkモード。ハイパワーPUと組み合わせてのハイゲインサウンドです。見ての通りの大迫力サウンド!ですがただ歪むだけでなく、しっかりとアンプライクでコントローラブルなサウンドを作り出します。


このように、様々なエフェクトと組み合わせても破綻することはなく、Marshallアンプにつないでいるような音が得られます。

Catalinbread Formula No.5


「ブリティッシュサウンド」に対して、同様に定番、かつ正統派サウンドといえるFenderアンプサウンドは、非常に高い人気があるにもかかわらず、Marshallサウンド系のものと比べると圧倒的にモデル数が少なく、これまではなかなか見つかりませんでした。
しかし、今はCatalinbread Formula No.5があります。
Formula No.5はビンテージFenderツイードアンプのサウンドを再現しています。

ギターのボリュームやピッキングタッチでクリーン、クランチ、フルドライブまで自在に調整でき、またDirty Little Secret同様に他のエフェクターと組み合わせても破綻しない、Catalinbreadならではのアンプライクなドライブペダルです。

Catalinbread SFT


続いては、Catalinbreadらしく少し独特の風合いのモデルです。SFTが作り出すのは、「Ampegアンプサウンド」です。

Ampegアンプサウンド、だと日本ではあまりメジャーではないように思うかも知れませんが(素晴らしいベース用アンプのイメージが強いため)、あのクラシックロックを代用するRolling Stonesが60〜70年代にかけて使っていたのがAmpegアンプなのです。

SFTは、ベースで使えばビンテージAmpegチューブベースアンプのサウンドを作り出します。
CatalinbreadにとってもSFTは自信を持って売り出せるペダルです。

Catalinbread WIIO


先日のレビュー記事Catalinbread WIIOの可能性で書いたばかりですので、まだ記憶に新しいかもしれませんが…Catalinbread WIIOは、HIWATTアンプのサウンドを作り出す、オーバードライブペダルです。

Dirty Little Secret、Formula No.5、SFT、そしてWIIOとご覧になってお気づきかもしれませんが…Catalinbreadのアンプライクなドライブペダルの特徴は全て「ナチュラル」で「高いレスポンス」を備えていることです。
数多くのアンプの音を鳴らし、長いこと研究を重ねてきたCatalinbreadだからこそ、フルチューブアンプの特性を再現することができるのではないでしょうか。
WIIOも素晴らしくフルチューブアンプの特性を再現していて、ブースターとして、ドライブペダルとして、そしてプリアンプ的な使い方でもポテンシャルを発揮することができます。

EarthQuaker Devices Chrysalis


EarthQuakerの最新オーバードライブ、Chrysalisも、アンプサウンドを再現するドライブペダルです。
Chrysalisは、70年代のブリティッシュハードロックバンドがレコーディングに使ったアンプ…「Supro Amp」のサウンドを再現しています。
スプロアンプは、日本ではそれほど知られていないかもしれません。有名なのはジミー・ペイジが「天国への階段」のソロギターをSupro Ampでレコーディングした、というエピソードでしょうか。また、1stアルバムで聴けるサウンドもSupro Ampが奏でているそうです。もちろん、他にさまざまなアーティストにも影響を与えた伝説のアンプです。

Chrysalisは、小出力の真空管が飽和し、小さなスピーカーと共に箱全体が揺れるかのような独特の歪みを見事に再現しています。

Earthquaker Devices Monarch


同じくEarthquaker Devicesから発売されているMonarchは、ペダルのオレンジカラーが主張するとおり、独自の立ち位置と強烈な外観から大変な人気のブリティッシュアンプ、「Orange」アンプサウンドを作り出すモデルです。

立体的で倍音成分が飽和するような、「ジューシー」と言われるOrangeアンプサウンドそのもの!
もちろんチューブアンプの大きな特徴でもあるピッキングレスポンスも再現されています。
まさに数々のアーティストを虜にしてきた音色です!

Keeler Designs Push



Keeler Designs Pushは、Dirty Little Secretとは違ったアプローチからMarshallサウンドを狙ったペダルです。
こちらは80年代のマーシャルフルスタックサウンドに特化して作られたモデルです。タッチレスポンスに優れ、チューブアンプらしい飽和感のある歪みはもちろん、なによりもその安定感のある歪みが特徴です!
時代を牽引したあのサウンドがPushでよみがえります!レビューも是非ご覧下さい!

MAD PROFESSOR New Sweet Honey Overdrive


全世界的に非常に高い評価と、大変な人気のオーバードライブ、Sweet Honey OverdriveNew Sweet Honey Overdriveは、幻のアンプサウンドを作り出します。


ピッキングする前に音が鳴る」「歪むか歪まないかの絶妙なサウンド」と言われる、ダンブルアンプ。その特性は、まさにSweet Honey Overdriveサウンドそのものです。
トップエンドからローエンドまで完璧にバランスされ、甘く美しいドライブトーンを生み出す究極のオーバードライブ。
Nothing's Carved In Stoneの生形真一さんやthe band apartの川崎さんなどのプロギタリストをはじめ、ジャンルを超えたプレイヤーの方に愛されています。

本日ご紹介しましたペダルは、今なら全て即納可能。あこがれのサウンドは、もう手の届かないものではありません!
各モデルの詳細なレビューは、今後また書いてゆきます。どうぞお楽しみに!