Mad Professor New Forest Green Compressor 詳細レビュー!


Mad Professorから発売されたニューモデル、New Forest Green Compressor
ビンテージナチュラルコンプの極上サウンドに勝るとも劣らないサウンドが特徴のForest Green Compハンドワイアードバージョンと比べて、どこが変わったのでしょうか。


まず、一目見ておわかりになるかと思いますが、操作性が向上しています。
一見4ポットに見えるNewバージョンですが、右上のノブはロータリー式の切替スイッチとなっていて、基本的な機能に違いはありません。
ですが、スイッチがフットスイッチから遠ざかり、しかもロータリー式になったことで、トグルスイッチを踏んで折ってしまったり、蹴ってモードか変わってしまうことがなくなりました。

そして、サウンドです。
ハンドワイアードのFGCは、ナチュラルでギターサウンドに薄いベールをかぶせてそのまま引き延ばしたようなサウンドが特徴です。今回、ニューバージョンとなったことで、その基本となる特性はそのまま引き継いでいます。
しかし、サウンド面で大きく変化したのがトーンコントロールの効き幅です。
ハンドワイアードFGCは、トーンコントロールが非常に狭い範囲での微調整用として用意されており、基本的なビンテージライクなサウンドを保ちながら、好みに合わせて少し変化をつけるためのものでした。
しかし、ニューバージョンのFGCはトーンコントロールの効きがとても広くなりました。できるだけ似たサウンドを作って比較したところ、ハンドワイアードのFGCは、ニューバージョンのFGCのトーンコントロールで言うと9時のあたりから12時のあたりの範囲が、トーンコントロールの全範囲となっていました。
これだけ違えば、トーンコントロールの設定によって、ハンドワイアードバージョンでは作ることの出来なかったサウンドが得られます。
具体的には、より煌びやかで現代的なコンプサウンドに対応するようになりました。

ビンテージコンプサウンドと、高い耐久性、コンパクト、そしてトゥルーバイパスなどの現代的な装備を両立し、さらに詳細に音を作り込んでいくタイプならハンドワイアードバージョンを、ナチュラルで使いやすく、そして高品質で、ハイファイ過ぎないコンプレッサーをお求めなら、ニューバージョンがおすすめです。

ただいまどちらも即納可能!どうぞよろしくお願いします!