これぞシリコンファズの究極形!Skreddy Pedals BC109 Fuzz!
Skreddyから、先日入荷したファズ、BC109 Fuzzは、シリコントランジスタのファズフェイス系ペダルとして、一つの究極形を見せつけたと言えるでしょう。
立体的で美しいフィニッシュです。この芸術的なペダルが、シリコンファズフェイスの世界を変えます。
4つのコントロールノブに、スイッチが1つ。スイッチはハムバッキングピックアップと、シングルコイルピックアップそれれに合わせ、音を切り替えるもの。ノブは、VolumeとFuzzはもちろん、さらにBiasをVoiceによって、ファズの歪みから音の特性までを細かく調整します。
商品ページにあるこの画像。このインパクトのある画像は、紛れもなくBC109 Fuzzの内部です。
やたらと目立つオレンジの大きなパーツはコンデンサです。普通のエフェクターにはまず使われないようなコンデンサですが、Skreddyは音が良ければなんでも使います。
そしてBC109トランジスタががツーペア。普通ファズフェイスならば、トランジスタは2つで良いはずですが、このBC109 Fuzzではトランジスタを4つ使うことで、さらにスムーズ、かつローノイズなサウンドを実現しました。
こうして見ると分かりますが、BC109のペアは、それぞれ違うBC109です。このこだわりも、Skreddyならではです。他にも、使われている抵抗が場所によってカーボンコンポジットと金属皮膜が分けられていたり、Skddy Pedals、そしてMarc Ahlfsのすさまじいパーツへのこだわりがとてもよく分かります。
音を出せば、このペダルがどういうものなのかもすぐに分かります。シリコントランジスタのクラシカルなファズサウンドが基本にあり、その音も歯切れの良い音から太く暗い音まで簡単に調整でき、ゲルマニウムファズのような音も得られます。
参考までに、Skreddyが公開しているサンプルセッティングでは、エリックジョンソンやゲルマニウム時代のジミヘンドリクス、ポンペイ時代のデヴィッドギルモア、さらにTone Bender Mk1.5を使っていたころのジミーペイジの音を作ることもできます。(Tone Bender Mk1.5は、パーツは違いますが回路自体はFuzz Faceと同じです。)
これほどフレキシブルなファズフェイス系のペダルは初めてでした。
Wren and CuffやArea51のような、ファズフェイスそのものを再現したものとはまた違う、現代的な使いやすさとヴィンテージファズサウンドが同居するペダルです。