Simble OverdriveとMad Professorを比べてみました!


ついに発売されました、Simble Overdrive

Simble Overdriveは、世界でも最高峰と讃えられるアンプが持つ、ナチュラルでオーガニックなトーン、圧倒的なタッチセンシティビティ、甘い真空管ならではのコンプレッションを持ち、インスピレーションを刺激する音色をペダルの中に詰め込みました。
クリーンブーストとしても使うことのできるナチュラルなサウンドをはじめ、“on the edge"クランチサウンド、そしてスウィートに歌うようなオーバードライブまで。ギターの持つトーンそのものの特徴を変えることもありません。

このペダルの開発に先駆け、ラッシはあるアンプの調査を始めます。
オリジナル、ダンブルアンプ。このアンプを実際に手に取り、音色だけでなく細部の構造に至るまで全てを理解したラッシ・ウッコネンが制作したのが、Simble Overdriveです。
言うまでもなく、このペダルは“Dumble in a Box”。

Simble Overdriveの圧巻のワイドレンジにより、シングルコイルピックアップでもハムバッカーでも、さらにベースでさえも完璧に動作します。

Please try the Simble, you’ll be smiling in minutes!


今回、同じくダンブルなサウンドで人気のNew Sweet Honey Overdrive(SHOD)と、ナチュラルかつトランスペアレントRoyal Blue Overdrive(RBOD)と並べて比べてみました。

音色の好みや感じ方はそれぞれ違いがありますので、あくまで個人の感想としてご参考にしてみてください。

音量は、SHODとRBODに違いはありませんでしたが、Simbleはコンプレッションが強く、その分音量は控えめな印象でした。全てのノブを同じ位置にするとそういう印象ですが、Simbleも十分な音量を稼ぐことはできます。
最大ゲインはRBODが圧倒的に高く、続いてSimble、SHODはもっともゲインの低い音色です。
特にSimbleの音色はローミッドがしっかりとした、フルボディな印象の音でした。同じダンブルなサウンドでも、例えばSimbleはロベン・フォード、SHODはラリー・カールトンのような違いがありました。
ギターのボリュームなどへのレスポンスは、SHODが最も高く、続いてRBOD、Simbleと続きます。どれも、市場の一般的なドライブペダルと比べるとハイレスポンスですが、その中でSimbleはコンプレッションが強めな分、レスポンスはRBOD、SHODの方が高いです。
音色の加工度合い、つまりトランスペアレントさという意味では、RBODが元も透明で、Simbleが最もアンプ的な味付けがありました。とはいえ多くのアンプシミュレーターと比べれば、十分にトランスペアレントです。
音作りの幅広さで言うと、最も器用に多彩な音色を作ることができるのがRBOD、続いてSimbleで、SHODが音色の幅としては最も狭くなります。

あくまで並べて要素を比較してみただけですが、アンプサウンドっぽいのがSimble、極上ローゲインオーバードライブのSHOD、多彩で使いやすいRBOD、という個性があると感じます。
ただ、あまりにも頂上決戦すぎて、どれも最上級のクオリティでした。お好みに合うものを選んでいただければと思います。

なお、Simble Overdriveは各ノブの調整範囲を高め、より幅広い音色調整ができるように設計されています。そのため、全てのノブを高く設定すると、発振する場合がございますが、仕様上のものです。発振した場合、どれか1つのノブを下げれば発振は止まります。
また、Accentノブは小さなトランジスタアンプなどでも十分な歪みを得られるように作られています。そのため、特に3時以降に設定すると、小音量ですが常時発振する場合がございます。
大きなアンプで鳴らす場合などにはAccentを高くしすぎないよう注意してください。




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