レスポールを手軽に機能アップ!コイルタップやキャパシタ、ボリュームなどを切り替えられる驚異のToneShaper!
レスポールの改造は大変。ストラトキャスターと違い、配線が面倒で難しく、またキャビティが狭いためなかなか機能も追加できない。
なんて思っていませんか?
ToneShaperを使えば、手軽にレスポールの機能を強化することができます!
ピックアップ交換・配線の常識が変わる!
ToneShaperは今までのピックアップ交換、配線変更の概念を完全に覆します。
あなたのレスポールタイプのギターのハムバッキングピックアップの組み合わせをいつでも自由に変更し、今まででは考えられなかったような多様なサウンドを実現します。
ToneShaperをコントロールキャビティに取り付けてピックアップを繋いだら、後は基盤に設置されたディップスイッチの組み合わせだけで設定をすぐに変更することができます。
また、はんだ付け作業が不要で、すぐにピックアップ、コントロール配線交換の作業を始めることができます。
ピックアップを交換しようと思った時に、ToneShaperとピックアップさえあれば他に何も準備する必要はありません。
CTS製ポットが4つとSwichcraft製のトグルスイッチとジャック、それらを固定するためのワッシャーやナットが全てセットになっています。さらにドライバーもセットになっているので、いざ作業を始めてから工具がなくてがっかりする心配もありません!
■簡単にコイルタップを実現!
ToneShaperでは、考えられるピックアップの組み合わせ全てを簡単に実現することができます!
Push/Pullタイプのポットを選んだ場合、ハムバッキングPU(4芯タイプ)をシングルPUとしても使えるように設定できます。また、シングルとして使う場合にどちら側を使用するかも自分で決める事ができます。これは、各ピックアップの出力が異なるハムバッキングPUを搭載したギターでは必須の機能でしょう。
まだサウンドの可能性は残っています!
ハムバッキングPUをパラレル接続で使用することができます(通常ハムバッキングPUはシリーズ接続で使用します)。これにより、ハムバッキングPU単体でシングルPUのセンターポジションで弾いているようなサウンドを得ることができます。もちろんハムノイズも防止します。
■モダン vs ビンテージ配線
トーンポットとボリュームポットの配線をどのように繋ぐかという問題は、たびたびレスポール所有者の間で話題になります。
一般的(モダン)な配線方法ではギター本体のボリュームを絞ると高音域が減衰します。一方でビンテージタイプの配線ではボリュームを絞った際の高音域の減衰は抑えられますが、ボリュームとトーンの動作が互いに影響を与えてしまいます。
ToneShaperでは、これらの配線を基板上のディップスイッチだけですぐに変更できます。どちらの設定も試したうえで、好みに合わせて配線方法を選択して下さい。もちろん設定はいつでもすぐに変えることができるので、深刻に悩む必要はありません!
■モダン配線時の高域減衰(ハイ落ち)を防ぐハイパスフィルターを搭載
モダン配線の方が好きだけど、やっぱりハイ落ちは気になるという方もいるでしょう。
そこで、モダン配線時のハイ落ちを防ぐ手段として、ハイパスフィルターを搭載してます。
2つのボリュームそれぞれについて、ハイパスフィルターを通るかどうか自由に設定可能です。どちらも試しながら好みのサウンドに近づけましょう!
■ポットの抵抗値の切替が可能
一般的にはレスポールタイプのギターのコントロールには500kΩのポットが使用されます。
しかし、必ずしも500kΩであるという決まりはなく、好みに合わせて300kΩのポットを使用するプレイヤーも多くいます。また、どのように音が変わるか興味がある方もいるでしょう。
ToneShaperでは全てのポットにCTS製の500kΩのものを採用していますが、基板のスイッチで4つのポットそれぞれの抵抗値を300kΩに切り替えることができます。
■トーンポットのコンデンサの値を7種類から選択可能
ポットの抵抗値を変える場合、トーンのバランスを調整するためにコンデンサの値を変える場合があります。また、500kΩのポットを使う場合でもトーンコントロールの効きを調整することができます。
レスポールタイプのギターでは伝統的に0.022μFのものが使用されていますが、ToneShaperでは0.022μFを含めて0.010μF〜0.047μFの範囲で7段階の値を選択することができます。
ブリッジ側、ネック側それぞれ自由に値を設定することができます。
■トグルスイッチの選び方
トグルスイッチはお使いのギターに合わせてロングタイプとショートタイプの2種類からお選び下さい。
・ロングタイプ
Les Paul Standard、Custom、Deluxeなど厚みのあるカーブドトップボディに対応します。
・ショートタイプ
フラットトップボディタイプ等、薄いボディのギターに対応します。
※ポットやトグルスイッチのサイズは全てインチ規格です。お使いのギターがミリ規格の部品を使用している場合は、取り付け穴を広げる等の加工が必要になる場合があります。
ストラトピックアップ交換&ToneShaper搭載しました!
Fender Japan ST57にToneshaperの組込をしました!
同時にピックアップも交換。
高品質なハンドワイヤードピックアップを制作するアメリカのブランド、「Sheptone」のエイジド加工モデル「Stratocaster Aged AB Custom」に交換します。
数々のアーティストの機材を管理する、Andy Brauer氏のために巻かれたピックアップで、アルニコ5マグネットを搭載。特にフロント、センターの音色に特徴があります。
Toneshaperは、多くのDIPスイッチを組み合わせて、ピックアップをスタンダードな3シングルからブレンダー、直列など様々に組み合わせ、コントロールノブの役割を変えたり、Toneを絞ったときや音色に影響するコンデンサの組み合わせも0.15μFから0.217μFまで、31種類のパターンで切り替えてお使いいただけます。
使い込んで良い具合に焼けたこちらのピックガードに取り付けます。
今回のギターはこちらです。
既にピックガードは外してあります。(写真では弦が貼ってありますが、弦を外した方がピックガードの取り外し、取り付けがしやすいです。)
それでは、早速取り付け開始です!
まずはピックガードに新しいピックアップを取り付けます。
経年変化により色味の変わったピックアップカバーとネジ。
カバーから顔を覗かせているのは今回取り付けるSheptone Aged AB Customです。
ピックアップ取付けが完了したら、ToneShaper基板を取り付けます。
ToneShaperのポットはインチサイズのため、フェンダージャパンのストラトに搭載するためには、ピックガードのポットの穴を広げる必要があります。
リーマーがあれば素早く簡単に作業可能です。
ここまできたら、後は各配線をToneShaper基板上にあるコネクターへ繋ぐだけです。
ピックアップのワイヤーを繋いだところです。
アウトプットジャック、アース配線を繋いだら
ものの数分で配線完了です。
マニュアルを片手に各スイッチのON/OFFを切り替えます。
今回はピックアップのブレンド可能なモードにしてみました!
ピックガードを戻して完成です!
あとはToneShaperの設定を色々と変えながら、ギターのポテンシャルを余すところなく楽しむだけ!
ピックアップの組み合わせ方法だけでなく、トーンキャパシタの値もスイッチの組み合わせだけで簡単に変えられます。
また、はんだ作業不要でドライバー1本でどんどん作業が進むので、ピックアップ交換に興味はあるけど面倒そう・・
という方はToneShaperの導入をおすすめします!
実際、写真を撮りながらでも交換作業は1時間かからず終える事ができました!
音も素晴らしいです。あくまでもスタンダードなヴィンテージストラトサウンド。しかしフロントとセンターの出力が少し強めなので、さらに暖かい音色です。リアとのバランスも良好!