邪悪なオーバードライブ

NIRVANAの話をしたので
思い出しました。
90年代終わりから、2000年代にかけて、The party of hellicopters
というバンドが活動をしていました。

今聞くと、エモ的な要素も持った非常におもしろいサウンドですね。
単音のリフが非常に印象的です。
日本でもデビューを果たしたので、熱心なロックファンは覚えて
いるかもしれません。当時の評価も高かったようです。
世界各国でツアーをしながら
数年に一度アルバムを出す、という生活を9年間も続けたのち、
結局このバンドは解散してしまいました。
その後、バンドのリーダーでもあるこのギタリスト、
とあるハンドメイドペダルブランドを立ち上げました。
それが
EARTH QUAKER DEVICES
。自らもバンドでメジャーデビュー、さらに毎日のような
ライブで培った豊富な経験を武器に意欲的なエフェクターを次々と生み出してきました。
今まではHOOFというファズばかり紹介していましたが、
今日はかれの作ったオーバードライブを紹介したいと思います。






これがまた、なんとも邪悪なサウンドを持つオーバードライブなんです。
特徴はなんと言っても、ゲルマ搭載という現在ではあまり見られないタイプの
サウンドでしょうか?

ゲルマ搭載のオーバードライブって、メジャーブランドなどからも
出てますが、異常に高いです。しかも、それでもなお評価が高い
という珍しいタイプのジャンルです。
MAX GAIN
HALF GAIN
LIGHT GAIN
RIFF
ゲルマなので、全員には薦めることはできませんが、はまれば非常に
おもしろい存在だと思います。ゲルマにしては値段も抑えられています。
やはりこれだけミュージシャンに近いブランドですので、ルックスはもちろん
サウンドも非常に近いところでサポートしてくれる、
そんな感じのブランドだと感じます。


こんなブランドを作り、成功していると思いますが
彼は今日もツアーに出ています。
それこそが彼のライフワークなのでしょう。