12人の怒れる男

久しぶりに古い映画を見ました。

12人の怒れる男、という、法廷映画です。
名前は出しませんが、日本の映画でもいまだに
この作品のオマージュ的なものをよく見受けます。
予告編もチープですね。
いわゆる、B級映画、もしくはカルト映画として名高い
作品なのですが、おそらく低予算で作られた
映画のなかでも1、2を争う成功を収めた作品だと思います。
なにしろ、ほぼ全てのカットが狭い会議室です。
99%、この一室だけで物語が進みます。
要するに、裁判が無罪か有罪かを12人が
ああだこうだ言っているだけなんです。
ただこの会話、目配せ、徐々に全ての
人物が真実味を帯びてきます。
最後には完全に引き込まれました。
ヘンリーフォンダ以外は
特に有名な俳優でもなく、
もちろんお金もかかっておらず、
もう完全に脚本の勝利なんですね。
なんかリメイクも今年公開されたとか。
こっちは結構お金かかってるみたいですね。
中身はほぼ一緒だと思うので是非ご覧ください。
古い映画でも素晴らしいものは素晴らしい、
エフェクターにも通じますね。
エフェクターにもいろいろあるんですが、
特にコンプレッサー。
これだけはグレイROSSのコンプが絶対普遍的な完全傑作として
語り継がれています。私も持っていましたが、
まったく異論反論ありません。
友達のコレクターに、
ROSSだけは売るな!後悔するから。
としつこく言われていましたが、
もう少し若いときにオークションかなにかで
売ってしまいました。
今となっては友達の言っていたとおりだったなと
慙愧の念に耐えません。
現在のところ、ブティックエフェクターのコンプ業界では、
このROSSを忠実にまねることが成功の
道しるべと考えられています。
数々のブティック系コンプはほとんどがその公式に
当てはまると思います。
前置きが長くなりましたが、
その歴史を勇気を持って覆してくれる
ブランドが現れました。
なんというブランドでしょうか?
今日はこの辺で
続きはまた明日にでも。