Lunchbox vs Lunchbox Acoustic


ZT Ampの新製品、Lunchbox Acousticが届きましたので、動作確認を兼ねて人気の小型アンプLunchboxと比べながら試しました。
音だしにはエレキギターを使いました。
人気のLunchboxは、200Wの出力を生かしてエレキギターサウンドを爆音で奏でます。
アンプから音の塊が飛んでくるような勢いと、アナログオーバードライブ回路を使ったチューブライクな歪みは人気が出るのも当然と言える音質です。
いろいろな楽器で使えるよう設計されてはいますが、メインターゲットをエレキギターとしているためか、いわゆる「大型スタックのギターアンプ」のような音色です。当然、6.5インチスピーカーなので12インチスピーカーと比べると低域は物理的にどうしても少し弱くはなります。しかし、外部キャビネットにつなげばさらに迫力のある音色になります。12インチスピーカーのClubも発売中です!
さて、新製品のLunchbox Acousticはどうでしょうか。
Lunchboxと比較すると、音が塊になって飛んでくるような感覚はありません。しかし、スピーカー径の小ささを全く感じさせず、ギターの音色をそのまま生かしたような立体的な音色は、他のアンプではなかなか真似できるものではない、と思います。
元々アコースティック楽器の幅広いレンジに合わせて設計されているので、極上のクリーンサウンドを鳴らすのが得意なのは当然ですが・・・段違いに美しいクリーンサウンドだと感じます。Lunchboxよりも約20%延長された奥行きがその理由で、開発者が自信を持って「良い音のアンプだ」と言うのも理解できます。
どちらが良いと言うことはできません。爆音で、特にロックをやるならLunchbox、クリーンサウンドの美しさを求めるならLunchbox Acoustic、と考えていただけると分かりやすいのではないでしょうか。
また、Lunchbox AcousticClubにはエフェクトループも付いていて、プリアンプセクションとパワーアンプセクションの間にエフェクターをつなぐことができます。3機種とも演奏のスタイルに合わせてお選びいただければと思います。

Lunchbox Acousticは、楽器とは別にマイクロフォンチャンネルがあり、背面の端子にマイクを接続することができます。そこで、実際にマイクを接続して試してみました。
すばらしいです!
まず、音がクリアで、伸びやか、そしてしっかりと抜けます。
小型アンプで、マイクをアンプにそのまま接続してちゃんと使えるものって実はほとんどありません。
ストリートライブやパフォーマンスなどでも、マイクはミキサーを通してPAから出力する場合がほとんどですが、それはそうしないとちゃんとした音が出ないからなんです。(実際にヴォーカル用アンプってほとんど存在しません。小さな部屋で音を出すだけのカラオケですら、大がかりなシステムを使っています。)
しかし、Lunchbox AcousticはまるでPAを通した音を出しているように、マイクをアンプにつなぐだけでステージで使える音を出すことができるのです。しかもコンパクトで簡単に持ち運べる、これは画期的です!

ZT Ampの開発者Ken Kantor氏は、オーディオ界でも非常に有名な開発者です。さまざまな楽器やマイクの特性を完全に理解しているからこそ、こんなアンプを作ることが出来るんでしょうね。
とんでもないアンプを取扱っていると改めて思います。こんなアンプを扱うことができるのも、全てみなさんのおかげですね!
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