Wren and Cuffの意図するサウンドとは?

この仕事をしていると、たかがサウンド
に命を削るような思いで制作を続ける人、
楽しく制作されている人、ほかにもさまざまな
方がいらっしゃいますが、常にシリアスな姿勢で
ファンを熱狂させている
レナンドカフからメールが届きました。
許可を得たのでこちらに転載させていただきます。
高潔な姿勢が垣間見れるかと思います。
シンプルな志を貫き通すのはいかに大変なことか。
非常によくわかると思います。

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今回、私が使ったトランジスタは、1960年代の本物のビンテージを使っている。貴重なパーツを使い続けることは自らの商品を多く作ることはできないと言っているのと同じことだ。現代作られるファズにおいて何が一番重要かというと、素晴らしいトランジスタを見つけ出し、しっかりとバイアス調整を手作業で行う、という事が重要だと私は思っている。
ビンテージではないAC128やNKT275などは決して使いたくない。サウンドがそれとはまるで違う。多くの大きな会社はその調達のしやすさから安易にこれを選ぶようだが、そのサウンドはまるでビンテージとはかけ離れている。ただ彼らの意図、考えなど私にとってはどうでもよい。
私は本当のビンテージサウンドを追い求める為に本当のビンテージパーツを使い続ける。パーツ不足で商品が作れなくなってもいい。私にとってサウンドがいかに重要か!ここに宣言し、制作を続ける。
ので、納期はもう少し待ってくれ。。