多彩なMIDIコントロールと4ループスイッチャーが融合!Decibel Eleven Switch Dr.入荷!


コンパクトな中に多機能を詰め込んだ、技術の塊のようなスイッチャーが入荷しました!
Decibel Eleven Switch Dr.は、4つのエフェクトループとMIDIプログラムチェンジ、MIDIコンティニュアスコントロールチェンジ、さらにフットスイッチをまとめたスイッチャーです!

Switch Dr.は、フルプログラマブルMIDIコントロールペダルです。さらに4つのトゥルーバイパスオーディオループ、さらに2つのスイッチコントロール機能を搭載し、アンプやエフェクトを包括的にコントロールできる司令塔として使うことができます。
全ての機能はメモリーさせておくことができ、4つのループのON/OFF、アンプ等のスイッチ切替、そして複数のMIDIチャンネルに渡る数々のMIDIコマンドを全てプリセットしておき、全てを1つのフットスイッチで切り替えることができます。

加えて、複数のSwitch Dr.やPedal Paletteをリンクさせ、直列でペダルループの幅を広げることができます。

特徴

・最大128種類のプリセットを設定可能
・最大3つのMIDIプログラムチェンジ信号を、3つまでのMIDIチャンネルで送信可能
・最大8つのMIDIコンティニュアスコントローラーON/OFFメッセージを2つまでのMIDIチャンネルで送信可能
・最大4つのノートオンメッセージを送信し、サンプラーのトリガリングが可能
MIDIコンティニュアスコントローラーデータをエクスプレッションペダルで操作可能
・4つのトゥルーバイパスエフェクトループを搭載
・3つまでのスイッチコントロール機能を搭載
ディスクリートクラスAインプットバッファを搭載(バイパス可能)
・それぞれのスイッチを操作できるダイレクトモード搭載
・エクスプレッションペダルインプット
・グローバルデフォルトプリセット選択可能
・複数のスイッチャーやコントローラーのMIDIシンクリングでプリセットの呼び出しが可能
・サイズ(W × D × H):33.5×12.7×4.0cm
・重量:1.3kg

接続
背面の接続端子の配列や接続例は、後段の画像を参照してください。

電源
Switch Dr.は、は、300mA以上の9VDC、または12VDCアダプターで駆動します。電源はスタンダードな2.1mm、センターマイナスのアダプターに対応します。Switch Dr.のパフォーマンスを最大限に発揮するため、12Vでの駆動を推奨しています。

SW1とSW2
コントロールファンクションスイッチです。スイッチ1とスイッチ2は、ノーマリーオープンのラッチ式スイッチとして動作します。コントロールファンクションスイッチをお使いになる前に、あらかじめスイッチを接続したいデバイスのマニュアルをよく読み、ノーマリーオープンのシングル(モノラル)ジャックに対応していることを理解した上でご使用ください。
アンプやデバイスのフットスイッチやリモート端子とSW1,SW2の端子を接続します。SW1とSW2はどちらに接続してもかまいません。接続にはスタンダードな1/4"モノラルケーブルをご使用ください。

MIDI
Switch Dr.のMIDI OUTから、MIDIバイスMIDI INに5ピンのMIDIケーブルを使って接続します。追加のMIDIバイスをご使用の際は、MIDIバイスMIDI THURUやMIDI OUTから接続します、

ペダルループ
楽器の・アウトプットとSwitch Dr.のINPUTジャックを接続します。OUTPUT N.O.ジャックからアンプや次のデバイスのインプットへと接続します。各ペダルループのSENDとペダルのインプットを、ペダルのアウトプットと各ループのRETURNを接続します。1つのループに複数のペダルを接続することもできます。ループ内のペダルはONに設定しておきます。

ループ4をスイッチとして
Switch Dr.では、4つ目のループを3つ目のフットスイッチ(SW3)として動作させることができます。その場合、4つ目のループをエフェクトループとして使うことはできません。Switch Dr.からのアウトプットはOUTPUT(PEDAL 3 RETURNとPEDAL 4 SENDの間の端子です)となります。この場合、ループ4のSENDとRETURNには何も接続せず、OUTPUT N.O.がノーマリーオープンのフットスイッチとして機能します。

ループ4をABスイッチに
ペダルループ4(ループ4がSW3の場合はループ3)は、ABスイッチとして使うことができます。SENDジャックからの出力をA、OUTPUT N.O.(またはOUTPUT)からの出力をBとして、ループ4(またはループ3)を切り替えることで出力先を選択できます。


エクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルは、Switch Dr.から出力するMIDIコンティニュアスコントロールデータのコントロールに使用します。スタンダードなエクスプレッションペダルをリアパネルのEXP.PEDALジャックに、1/4"ステレオケーブルで接続します。(TIP-RING-SLEEVE)

また、次ページの図のようにヴォリュームペダルとY字ケーブルを使うことでもエクスプレッションペダルとして動作させることができます。(アクティブタイプの電源が必要なヴォリュームペダルは使用しないでください。)


また、エクスプレッションペダル端子にはパッシブのシングルポールスイッチを接続することもできます。この場合、MIDIコンティニュアスコントローラーON/OFFメッセージを送信することができます。ケーブルは下図のように接続します。


●使用例
アンプチャンネルスイッチとMIDIエクスプレッションペダルを用いた例

1つのループに複数のペダルを設置し、複数のペダルのMIDI操作を行う例

2台のSwitch Dr.を使用した例

2台のSwitch Dr.を使用すると、8ペダルループ、4コントロールファンクションスイッチ、6MIDIプログラムチェンジ、16MIDIコントロールON/OFFメッセージ、8MIDIノートオンメッセージと2つのMIDIエクスプレッションペダルがご使用になれます。前段のSwitch Dr.をプリセットモードに設定してプリセットの選択をし、後段のSwitch Dr.をシンクロさせつつダイレクトモードで全ループとスイッチにアクセスすることができます。
また、より多彩な接続をしたい場合などにはDecibel Eleven Pedal Paletteを後段に接続してシンクロさせることもできます。


基本的なコントロール
このセクションではSwitch Dr.の基本的なコントロールを説明します。

オペレーティングモード
Switch Dr.には2つのオペレーティングモードがあります。プリセットモードとダイレクトモードです。プリセットモードでは、プリセットの作成、呼び出し、編集が行えます。ダイレクトモードでは個別のペダルループやコントロールスイッチ、さらにMIDIコンティニュアスコントローラー(CC)スイッチに即座にアクセスできます。
Switch Dr.は工場出荷状態でプリセットモードになっています。電源を入れたときは、その直前に使っていたモードになります。プリセットモードとダイレクトモードの切替には、1と▲フットスイッチを同時に押します。
プリセットモード
ご購入後Switch Dr.を最初に電源を入れたときはプリセットモードとなっています。ディスプレイには「01」と表示され、ブルーのプリセットLEDが左から右へと動きます。
Switch Dr.には32バンク×4の128プリセットがあります。このモードで、ディスプレイに表示されているのは選択中のバンクの番号(01〜32)です。手前側のフットスイッチが、バンクで選択中のプログラム(A、B、C、D)を示します。▲と▼スイッチで、次に選択したいバンクの選択が行えます。この時、バンクナンバーのスクロール中にはバンクが変更されることはありません。
次に読み込みたいバンクを選択後、必要なタイミングでA、B、C、Dのプリセットを選択することで、プリセットが切り替わります。
プリセットが未選択状態では、ブルーのプリセットLEDが左から右に順に切り替わります。プリセットが選択されれば、プリセットLEDが選択されたプリセットのところで点灯し、プログラムが切り替わります。

工場出荷状態では、Switch Dr.はシンプルなMIDIプログラムコントローラーとして使用可能です。Switch Dr.のデフォルトセッティングでは、MIDIチャンネル1におけるMIDIプログラムチェンジメッセージを128種類までプリセットできます。

グローバルプリセット
さらに、グローバルプリセットの設定が可能です。これは全てのアクティブなバンクに5つ目のプリセットを追加するようなものです。(グローバルプリセットを使う場合、Setupモードで予め設定をしておく必要があります。)グローバルプリセットは、デフォルトサウンドを設定したい時に有効です。例えば基本のクリーンやリードサウンドなどで効力を発揮します。いつでもすぐにアクセスでき、また複数のバンクやプログラムが不要という際にも有効です。
プリセットモードでグローバルプリセットをアクティベートするには、現在選択中のプリセットスイッチを再度押すだけです。すると、これまで点灯していた選択中のプリセットのLEDが消え、ディスプレイ左側に「-」が表示されます。一度アクティベートすれば、グローバルプリセットは他のプリセット同様に選択できるようになります。

MIDIの詳細についてはセットアップモードの、プログラミングや編集についてはプリセットのプログラミングセクションを参照してください。

プリセットデータ
Switch Dr.のプリセットは、フットスイッチ1つで複数の設定を変更することができます。しかし、一度にそれほど多くの変更をする必要がない場合にも、例えばアンプのチャンネルのみを変えたい時や、MIDIノートオンメッセージだけを送信したい場合など、スペシフィックファンクションの設定のみを変更したプリセットを作成することもできます。

スプリットモード
スプリットモードは、上段のスイッチでプリセットを選択し、下段のスイッチでインスタントアクセスを行うモードです。このモードを使うには、先にセットアップモードで有効にしておく必要があります。セットアップでは、下段のスイッチに必要なループやMIDIコンティニュアスコントローラーON/OFFメッセージをアサインすることができます。上段のスイッチは▲と▼スイッチでプリセットナンバーをスクロールし、選択することができます。
スプリットモードでは、ディスプレイにプリセットナンバーが表示され、ブルーのプリセットLEDは点灯しません。
また、スプリットモードでのプリセット選択には2種類のオプションがあります。インスタントとディファレッドです。インスタントを選択すれば、プリセットは▲と▼スイッチを押すごとに選択されますので、連続したプリセットナンバーの順でプリセットを使用したい際に有効です。ディファレッドを選択すれば、▲と▼スイッチでプリセットをスクロールしてもプリセット自体は選択されず、EDITスイッチを押した時にディスプレイに表示されているプリセットに切り替えることが出来ます。
スプリットモードで、中段のLEDはインスタントアクセススイッチにのみ使用します。赤いLEDのみが点灯します。イエローのコントロールスイッチLEDは点灯しません。

ダイレクトモード
ダイレクトモードでは、それぞれのループ、スイッチ、MIDIコンティニュアスコントローラースイッチに個別にアクセスしてコントロールできます(セットアップで有効になっている場合のみ)。プリセットモードからダイレクトモードに入るには、1と▲スイッチを同時に押します。ダイレクトモードからプリセットモードに戻る時にも同じように1と▲スイッチを同時に押します。

ダイレクトモードでは、ディスプレイが「- - -」と表示され、ペダルループとコントロールファンクションスイッチに個別にアクセスできます。ペダルループは、手前側の4、3、2、1のフットスイッチで個別にON/OFF切替ができ、ループの状態は赤いLEDで表示されます。

ディスプレイが「- - -」と表示されている間、コントロールファンクションスイッチ1と2は、▲、▼スイッチで個別に切替ができます。状態はイエローのLEDで表示されます。コントロールファンクションスイッチはノーマリーオープンのラッチングスイッチです。

セットアップモードで、MIDIコンティニュアスコントロールスイッチが有効になっていれば、ダイレクトモード中にこれらのスイッチ切替も可能です。ダイレクトモード中にEDITスイッチを押し、有効になっているCCページを切り替えることができます。2つのMIDI CCチャンネルごとに1つのダイレクトモードページがあります。このとき、現在のページによってディスプレイは「CCA」「CCB」「- - -」と表示されます。

プリセットへの保存
ダイレクトモードで設定した全てのスイッチとループの状態は、EDITスイッチを青いエディットLEDが点灯するまで長押しすることで簡単に保存できます。ディスプレイにSAVEとスクロール表示され、現在のバンクナンバーが表示されます。青いプリセットLEDが左から右へ順に点灯します。バンクナンバーを▲、▼スイッチで選択し、プリセットを保存したい場所をA、B、C、Dのフットスイッチで設定します。もう一度EDITスイッチを押すと、SAVEの表示がスクロールし、その後nとyが交互に表示されます。+(y)スイッチで保存が完了し、-(n)スイッチで保存されずにダイレクトモードに戻ります。
※保存するプリセットの選択をした後、別のプリセットやバンクを選択し直す場合は、選択中のプリセットのスイッチを再度押すことで未選択状態に戻ります。

ペダルバイパスループ
Switch Drのペダルバイパスループは、メカニカルリレータイプの、最もクリーンでダイレクトなエフェクトループです。全てのループはシリーズで配線されています。ループに何も接続せずにループをONにするとシグナルパスが断たれ、簡単に音をミュートすることもできます。SENDからチューナーを接続し、RETURNに何も接続しなければ、ミュートしながらチューニングをすることもできます。
4つ目のループは、ノーマリーオープンのフットスイッチとして使うこともできます。

トゥルーバイパス
パッシブギターのピックアップは出力が低く、インピーダンスが高いものです。これは、特に複数のエフェクターを接続すると、全てのケーブルとの接続などにより、簡単に高域が減衰してしまうことを意味します。

エフェクトペダルには、ペダルをOFFにした場合にも回路がアクティブになっているものがあります。このデザインはスイッチングノイズを解消しますが、このバイパス回路は、高周波の歪みと小さなヘッドルームにより音色やダイナミクスレンジに影響を与えてしまうことがあります。また、一部のペダルではバイパス時にもエフェクト回路と接続されたままになっていることがあります。
こういったエフェクトの小さな減衰が重なると、結果的に音が大きく変わってしまうことがあります。

トゥルーバイパスのペダルは、ギターの信号と回路を完全に切断し、バイパス時には入力信号をそのまま出力します。この方式は、最も純粋なシグナルパスと言えます。
しかし、エフェクターを全てトゥルーバイパスにしても、まだケーブルやコネクタ、スイッチによる信号の減衰の可能性が消えることはありません。

Switch Dr.は、トゥルーバイパスのスイッチャーです。これは、必要なエフェクトを全て接続していたとしても、インプットバッファーがOFFになっていればバイパス時にパッチケーブルや多くのエフェクターの接点を通ることが無く、またエフェクトを使う際にも、必要なエフェクトのケーブルや接点しか通らないという利点があります。
Switch Dr.では、直線的なバイパスを実現するため、リレースイッチを採用しました。リレースイッチはメカニカルスイッチの一種ですので、構造上、多くのトゥルーバイパススイッチ同様、スイッチング時に多少のノイズが出る場合があります。

インプットバッファー
Switch Dr.は、ハイクオリティなディスクリートのクラスAインプットバッファーを搭載しています。インプットバッファーは、パッチケーブルや接点を通ることで高域が減衰してしまうのを抑制します。多くの場合、バッファーはトーンをクリアに保ちますが、ギターとアンプを直結で使いたいといった場合もあり、一部のファズペダル等のエフェクターはバッファーを通すと本来のポテンシャルが発揮できないこともあります。そのため、Switch Dr.はBUFFERスイッチでバッファーをバイパスすることができます。

コントロールファンクションスイッチ
コントロールファンクションスイッチは、スイッチ1とスイッチ2があり、アンプの機能やエフェクターのリモートスイッチとして使うことができます。このスイッチはメカニカルラッチングタイプのスイッチで、ノーマリーオープンに設定されています。
また、4つ目のバイパスループを使うことで、3つ目のスイッチ(スイッチ3)として使うことができます。

MIDIファンクション

MIDIプログラムチェンジ
MIDIプログラムチェンジコマンドは、MIDIバイスのプリセットを呼び出すことができます。Switch Dr.は3つまでのプログラムチェンジメッセージを3つの違ったMIDIチャンネルに送ることができます。

MIDIコンティニュアスコントローラーON/OFF
MIDIコンティニュアスコントローラーは、ON/OFFタイプのスイッチをリモートコントロールし、MIDIバイスの機能やループ、エフェクトブロックなどの切替を行います。例えば、マルチエフェクトデバイスでディレイのON/OFFにのみを行う、といった場合などに使用します。Switch Dr.は最大8つまでのコンティニュアスコントロールチェンジメッセージ(ON/OFF)を2種類のMIDIチャンネルに送信できます。

MIDIノートオン
MIDIノートオンメッセージは、サンプラーのトリガーなどに使われています。Switch Dr.では最大4つのノートオンメッセージを1つのMIDIチャンネルに送信できます。それぞれのMIDIノートオンメッセージは即座にノートオフメッセージに変わります。これはスタックノートの回避にも役立ちます。多くのサンプラーはノートオンメッセージでのみトリガリングされ、ノートオフメッセージは無視するように設計されています。

MIDIエクスプレッションペダル
Switch Dr.ではエクスプレッションペダルを使ってMIDIコンティニュアスコントローラーデータを送信できます。
エクスプレッションペダルのコンティニュアスコントローラーナンバーとMIDIチャンネルはプリセットごとに設定できます。つまり、プリセットを切り替えることで別のMIDIバイスを同じエクスプレッションペダルでコントロールできます。
また、全てのプリセットにおけるエクスプレッションペダルのグローバルMIDIチャンネルをセットすることもできます。これは1台のMIDIバイス(1つのMIDIチャンネル)のみをペダルでコントロールする際に有効です。
デフォルトでは、プリセットが呼び出されたとき、エクスプレッションペダルが動かされるまでペダルの位置は送信されませんが、プリセットの変更と当時にペダルの位置を送信することもできます。

セットアップモード
Switch Dr.のセットアップモードでは、グローバルセッティングや様々なMIDIセッティング、MIDIチャンネル、MIDIコンティニュアスコントローラーやノートナンバーの有効/無効を切り替えることができます。


セットアップモードに入る
セットアップモードに入るには、▲と▼のフットスイッチを同時に押します。ディスプレイではSEtUPの表示がスクロールし、セットアップの最初のファンクションがその後に表示されます。

セットアップファンクション
全てのセットアップファンクションはリスト化されています。▲スイッチで次のファンクションへ、▼スイッチで前のファンクションに移動します。ファンクションネームが表示されれば、▶スイッチで、各ファンクション個別の設定ページに入ることができます。メインファンクションに戻るには、◀スイッチを押します。そして、▲、▼スイッチで他のファンクションを設定できます。

・PC.1(MIDIプログラムチェンジ1)
プログラムチェンジ1は、Switch Dr.の128種類のプリセットごとに固定されたMIDIプログラムチェンジを送信します。MIDIプログラムチェンジナンバーを変更することはできません。PC1はプログラムプリセットをすることなくシンプルなMIDIコントロールが可能です。素早く簡単に複数のユニットを同期させることができます。

▶スイッチで、現在設定されているPC1のMIDIチャンネルを設定できます。+/-スイッチでMIDIチャンネルを設定し、OFFに設定すればこのプログラムチェンジを無効にできます。

・PC.2(MIDIプログラムチェンジ2)
プログラムチェンジ2は、プリセットごとに完全にプログラム可能です。

▶スイッチを押せば、現在設定されているPC2のMIDIチャンネルを設定できます。+/-スイッチでMIDIチャンネルを設定し、OFFに設定すればこのプログラムチェンジを無効にできます。

・PC.3(MIDIプログラムチェンジ3)
プログラムチェンジ3は、プリセットごとに完全にプログラム可能です。

▶スイッチを押せば、現在設定されているPC3のMIDIチャンネルを設定できます。+/-スイッチでMIDIチャンネルを設定し、OFFに設定すればこのプログラムチェンジを無効にできます。

・CC.A(MIDIコンティニュアスコントロールスイッチA)
コンティニュアスコントロールスイッチAは、4つのCC On/OFFメッセージのMIDIチャンネルとMIDIコンティニュアスコントローラー(CC)ナンバーを設定できます。

▶スイッチを押せば現在のMIDIチャンネルを見ることができ、+/-スイッチでチャンネルの選択ができます。OFFに設定すればこれらのコンティニュアスコントロールを無効にできます。

▶スイッチをさらに押すことで、1〜4コンティニュアスコントローラーナンバーを表示できます。各スイッチにある1〜4の赤いLEDがどのスイッチをエディットしているのかを表示します。▶スイッチで次のスイッチに、◀スイッチで前のスイッチに戻ります。+/-スイッチで、各スイッチごとのコンティニュアスコントロールナンバーを設定できます。
・CC.b(MIDIコンティニュアスコントロールスイッチB)
コンティニュアスコントロールスイッチBは、4つのCC On/OFFメッセージのMIDIチャンネルとMIDIコンティニュアスコントローラー(CC)ナンバーを設定できます。

▶スイッチを押せば現在のMIDIチャンネルを見ることができ、+/-スイッチでチャンネルの選択ができます。OFFに設定すればこれらのコンティニュアスコントロールを無効にできます。

▶スイッチをさらに押すことで、1〜4コンティニュアスコントローラーナンバーを表示できます。各スイッチにある1〜4の赤いLEDがどのスイッチをエディットしているのかを表示します。▶スイッチで次のスイッチに、◀スイッチで前のスイッチに戻ります。+/-スイッチで、各スイッチごとのコンティニュアスコントロールナンバーを設定できます。

・ntE(MIDIノート)
4つのMIDIノートオンメッセージのMIDIチャンネルとMIDIノートナンバーを設定します。

▶スイッチを押せば、現在のMIDIチャンネルを確認でき、+/-スイッチでMIDIチャンネルの変更ができます。

さらに▶スイッチを押せば、1〜4のノートナンバーが表示できます。スイッチ1〜4の赤いLEDが現在設定中のノートスイッチを示します。▶スイッチで次のスイッチに、◀スイッチで前のスイッチに戻ります。+/-スイッチでMIDIノートナンバーの設定ができます。

・PdL(エクスプレッションペダルコンティニュアスコントローラー)
エクスプレッションペダルデータのグローバルMIDIチャンネルと、エクスプレッションペダルデータの機能を設定します。

※ここで設定するMIDIチャンネルはエクスプレッションペダルデータに使用するグローバルチャンネルとなります。プログラミングプリセットを設定する際は、複数のペダルの中から決まったペダルだけに使用できるよう、エクスプレッション・ペダルを任意のMIDIチャンネルにアサインできます。しかし、1台のMIDIバイスにのみデータを送る場合は、ここでMIDIチャンネルを設定することを推奨します。全てのプリセットはエクスプレッションペダルのグローバルチャンネルにデフォルトで割り当てられます。

▶スイッチを押せば、現在設定されているMIDIチャンネルが表示されます。+/-スイッチでMIDIチャンネルを選択でき、OFFに設定すればエクスプレッションペダルを無効にします。

▶スイッチを再度押せば、Transmit Pedal with Preset(tr)が表示されます。このセッティングは、プリセットがアクティブになった時、その時点でのペダルポジションのデータを送信するかどうかを設定します。+/-スイッチで切替えます。nに設定すればプリセット選択時にペダルの値は送信されず、ペダルを動かした時に初めて値が送信されます(Velue Chamge)。yに設定すれば、プリセットを選択した時にペダルの値が送信され、ペダルを動かした時にも値が送信されます。

さらに▶スイッチを押せば、Pedal Type(ty)が表示されます。EXP.PEDAL端子に接続するコントローラーをエクスプレッションペダルにするかON/OFFスイッチにするかを選択します。+/-スイッチで切替えられます。デフォルトタイプはPedal(P)ですが、EXP.PEDAL端子にスイッチを接続したい場合はSwitch(S)に設定してください。

・rCH(MIDIプログラムチェンジの受信)
このセッティングでは、入力されたMIDIプログラムチェンジを同期するかを設定します。Switch Dr.がMIDIプログラムチェンジメッセージを受信した時にプリセットの切替ができます。

▶スイッチを押せば、現在設定されているMIDIチャンネルが表示されます。+/-スイッチでMIDIチャンネルを選択でき、OFFに設定すればプログラムチェンジの同期を無効にします。

・rEC(MIDIエコーの受信)
MIDIアウトプットポートのエコーを設定します。セッテイングの値をNOにすると入力されるMIDIメッセージをそのままMIDIアウトプットから送信しないように設定できます。

▶スイッチを押せば、現在のセッティングが表示されます。+/-スイッチでYESとnOを選択できます。

・G.Pr(グローバルプリセット)
グローバルプリセットは、デフォルトサウンドプリセットとして使うことができます。プリセットナンバー128(バンク32、プリセットD)をグローバルプリセットとして使用しますが、このプリセットはどんなバンクでも選択することができます。

▶スイッチを押せば、現在のセッティングが表示されます。+/-スイッチでYES(有効)とnO(無効)を選択できます。

・SPL(スプリットプリセットモード)
スプリットプリセットモードは、プリセットモードの上段のスイッチだけをプリセットの選択に使用し、下段のスイッチはコントロールのインスタントアクセスに使用します。

▶スイッチを押せば現在のセッティングが表示されます。+/-スイッチでYES(有効)とnO(無効)を選択できます。
さらに▶スイッチを押せば、インスタントアクセススイッチのタイプを選択できます。ループはLPS、MIDIコンティニュアスコントローラーにはCCAとCCbを選択できます。(CCAとCCbの有効/無効は予め設定しておく必要があります。)
次に▶スイッチを押せば、プリセットの変更タイプをインスタント(InS)とディファレッド(dEP)から選択できます。

dSP(ディスプレイ)
ディスプレイセッティングでは、プリセットモード時に表示される内容を設定できます。

▶スイッチを押せば、現在のセッティングが表示されます。BANK(bAn)を選択すれば、プリセットモード中ディスプレイにはバンクナンバーが表示され、PRESET(PrE)を選択すれば001〜128のプリセットナンバーが表示されます。これはSwitch Dr.をプリセットナンバーをそのままMIDIプログラムチェンジナンバーとして使用するシンプルなMIDIコントローラーとして使う際に有効です。(PC1の設定が必要です。)

MIDIプログラムチェンジは1〜128が0〜127に変換されて送信されます。

ddr(データダンプの受信)
全てのメモリーを記録するMIDIデータダンプを受信します。(プリセットやグローバルセッティングも含みます。)他のSwitch Dr.からセッティングをコピーする際などに使用します。

  1. スイッチを押してレシーバーのイニシャライズを行います。データの受信を待機している状態ではディスプレイにはInの表示が点滅します。受信をキャンセルするには、▲または▼スイッチを押します。

ddt(データダンプの送信)
全てのメモリーを記録するMIDIデータダンプを送信します。(プリセットやグローバルセッティングも含みます。)他のSwitch Dr.にセッティングをコピーする際などに使用します。

  1. スイッチを押せば、MIDI Sysexデータをイニシャライズします。データが送信されている間、ディスプレイにはOutと表示され、赤LED右から左へ順に点滅します。

セットアップモードの終了
セットアップモードは、EDITスイッチを押すことで設定を保存していつでも終了することが出来ます。全てのLEDが1回だけ点灯し、セットアップモードに入る前のオペレーティングモードに戻ります。
プリセットのプログラミング
プリセットモードで、プログラムしたいプリセットを選択します。続いて、EDITスイッチを青いEDIT LEDが点灯するまで長押しします。ディスプレイにはプログラムされた最初の機能が表示されます。▲と▼スイッチでプログラムしたい機能を選択します。選択できる機能は以下のとおりです。

MIDI機能の有効/無効についてはセットアップモードで設定しますが、MIDI機能が有効か無効かに関わらず、以下の機能は全てが順に表示されます。

PC.2(MIDIプログラムチェンジ2)
▶スイッチを押せば、プリセット選択時に送信するMIDIプログラムチェンジナンバーを編集できます。PC.2の送信を行わない場合、セットアップモードでOFFに設定してください。

PC.3(MIDIプログラムチェンジ3)
▶スイッチを押せば、プリセット選択時に送信するMIDIプログラムチェンジナンバーを編集できます。PC.3の送信を行わない場合、セットアップモードでOFFに設定してください。

CC.A(MIDIコントロールチェンジA)
1、2、3、4のスイッチで、4つのスイッチのON/OFFを設定します。4つのコントローラスイッチをコンティニュアスコントローラースイッチAにアサインするにはセットアップモードを使用してください。CC.Aデータを無効にするには、スイッチ1とスイッチ4を同時に押します。ディスプレイのCC.Aの表示が点滅すれば、CC.Aコントローラーデータがプリセットに保存されたことを示します。

CC.b(MIDIコントロールチェンジB)
1、2、3、4のスイッチで、4つのスイッチのON/OFFを設定します。4つのコントローラスイッチをコンティニュアスコントローラースイッチBにアサインするにはセットアップモードを使用してください。CC.bデータを無効にするには、スイッチ1とスイッチ4を同時に押します。ディスプレイのCC.bの表示が点滅すれば、CCb.コントローラーデータがプリセットに保存されたことを示します。

ntE(MIDIノートオン)
下段の1、2、3、4のスイッチで、どのノート(セットアップモードでアサインしたもの)をMIDIノートオンメッセージとして送信するかを設定します。どのスイッチもONになっていなければ、MIDIノートデータは送信されません。

LPS(バイパスループ
ペダルバイパスループの設定を下段のスイッチを使って行います。ペダルバイパスループの設定を行わない場合は1と4のスイッチを同時に押します。ディスプレイでLPSが点滅し、ループ設定は変更されません。

FnS(ファンクションスイッチ)
ファンクションスイッチは、下段の1と2のスイッチを使います。このスイッチを設定しない場合は1と4のスイッチを同時に押します。ディスプレイでFnSが点滅し、ループ設定は変更されません。

PdL(エクスプレッションペダル)
▶スイッチで、選択中のプリセットに設定されているエクスプレッションペダルのMIDIチャンネルを表示します。+/-スイッチで、MIDIチャンネルを変更することができます。OFF、GbL、01〜16の設定が可能で、OFFにすればエクスプレッションペダルはアクティブにならず、GbLではセットアップモードで設定したグローバルセッティングの値になります。01〜16はMIDIチャンネルを直接設定します。
再度▶スイッチを押せば、エクスプレッションペダルのMIDIコンティニュアスコントローラーナンバーが表示されます。+/-スイッチで値を設定できます。

プリセットプログラミングの保存と終了
プリセットのプログラミングを終了するには、EDITスイッチを押します。プリセットデータに変更があれば、ディスプレイにはSAVEの表示がスクロールし、yとnの表示が交互に点滅します。Yes(+スイッチ)を選択すれば変更が保存され、no(-スイッチ)を選択すれば、保存されずにプログラミングを終了します。

ファクトリーリセット
Switch Dr.を工場出荷状態のデフォルトセッティングに戻すには、まず、電源を外し、-と+スイッチを同時に押しながら電源を接続します。ディスプレイにはFActory rESEtErASE ALL の文字がスクロールし、、yとnの表示が交互に点滅します。Yes(+スイッチ)を選択すれば全ての設定を削除し、工場出荷状態に戻します。+スイッチ以外のスイッチを押すか、電源を外せば、ファクトリーリセットを行わずに終了します。

スペック
Bypass method: Relay True Bypass or Analog Buffered.
Buffer Specifications:
Type: Discrete Class A, JFET input
Input Impedance: Input Buffer: 1 MΩ
Max. Input Level: +12 dBu
Frequency Response: +0.0/-0.2 dB, 10 Hz - 100 kHz
S/N Ratio: >96 dB, 0 dBV ref. (no weighting)
THD+N: <0.004%, -10 dBV, 20 Hz - 30 kHz
Output impedance: 400 Ω
Max. Output Level: +12 dBu into 10 kΩ
Power: 9-12 VDC, 200 mA, center negative
(12V DC isolated & regulated recommended)
Dimensions: 13.2” x 5” x 1.6” (W x D x H)
Weight: 3 lbs.

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