2ループを極める!バッファー、スプリッター、フットスイッチ、タップテンポ、全てを搭載するOne Control Tri Loop!


ご存知のとおり、One Controlでは、いろいろなスイッチャーの制作をしています。
ループがたくさんあるプログラマブルスイッチャーはとても便利なものですが、同時にループの数が少ないスイッチャーも、使い方次第でとても便利です。
ループが2つのタイプでできる事は多くはありません。しかし、One Control Tri Loopほど、シンプルで多くの機能を持つ2ループペダルはなかなか無いでしょう。

Tri Loopでできる事を少しだけ、ご紹介します!
Tri Loopには、4つの動作モードを搭載します。
・mode Red:Black Loop+BJF Buffer+Latch Switch (Loop2をパラレルアウトとして使用可能)
・mode White:White Loop+BJF Buffer (Loop2をパラレルアウトとして使用可能)
・mode Blue:Twin tap tempo Switch(Bogner Ecstasy Blue/Red/Uberchallペダルの操作にも対応)
・mode STR:strymon Favorite / Tap Switch
順に、どんなことができるのでしょうか。

  • mode Red

中央のLEDが赤色に光るモードです。

このモードでは、2つのループを個別にON/OFFするシンプルな2ループペダルになります。歪みとディレイのように、それぞれ個別にも、同時にも使う場合には有効です。Tri Loopの場合、2つのスイッチを同時押しで切替えることはできませんが、それ以外はBlack Loopと同様にお使いいただけます。
さらに、インプット部にBJF Bufferを入れることもできます。


さらにTri LoopのLoop 2(左側)のスペシャルな機能。Loop 2のSENDにのみプラグを接続すれば、Loop 2がONの時にOutputとLoop 2のSENDから音をパラレルで出力できます。2台のアンプを使い、ソロの時にはアプ2台で分厚い音を、バッキングではアンプ1台で、というような使い方も可能。さらにLoop1のエフェクトをかけることもできます。
バッファをONにすれば、信号分岐による音の減衰もありません。


また、Loop 1とLoop 2のSENDだけを使えば、2つのループをラッチ式のフットスイッチとして使うことができます。アンプのチャンネル切替えやエフェクトのリモートスイッチなどを集約できます。
さらに、Loop1にステレオケーブルを接続すれば、ケーブル1本で2つのスイッチを制御できます。

  • mode White

中央のLEDが白く光るモードです。

このモードでは、2つのループのどちらか片方だけをONにし、両方の同時ONは行わないモードです。その代わり、2つのループをフットスイッチ1発で切替えることができます。この写真のように、オーバードライブとディストーションをフットスイッチ1つで切替えられます。White Loopの機能を完全に網羅します。
また、Loop1、Loop2それぞれ個別にバッファのON/OFF設定が可能。写真を例にすると、SROD使用時にはバッファをかけ、ABDの時にはバッファをかけないようにする、というような設定ができます。エフェクトの音や特性に合わせて設定できます。


mode Red同様、Loop2を使ってパラレルアウトもできます。この場合、Loop1がONの時にはオーバードライブ+アンプ1台、Loop2がONの時にはアンプ2台、バイパス時はアンプ1台のみの音を出すことができます。

  • mode Blue

中央のLEDが青く光るモードです。

このモードでは、Tri Loopを完全にリモートコントローラーとして使います。mode Redでは2のループをラッチ式のスイッチとして使えましたが、このモードでは2つのスイッチがアンラッチ式のスイッチ、つまりリモートスイッチとなります。
写真のように、外部タップテンポに対応するエフェクトのタップテンポ制御を集約することもできます。
この場合も、Loop1にステレオケーブルを接続すれば、ケーブル1本で2つのスイッチを制御できます。BognerのEcstasy Red/BlueやUberschallペダルのように、アンラッチスイッチを使って制御するエフェクトのコントロールを行えます。

  • mode STR

中央のLEDが緑色に光るモードです。

mode Blue同様、リモートコントロールのみに使用するモードです。このモードではStrymonペダルの制御を行います。
Strymon Tap/Favoriteスイッチとして使うことが可能で、Loop1側はステレオケーブルを使ってタップテンポの設定が、Loop2側のスイッチはアウトプットから接続するモノラルケーブルを使ってFavoriteスイッチとして使うことができます。


・mode Red



Black Loopを受け継ぐシンプルな2ループボックスです。2つのフットスイッチでそれぞれ2つのループのON/OFF操作を行います。
フットスイッチRがLoop1、フットスイッチLがLoop2のON/OFFです。また、フットスイッチRを4秒間長押しすることで、インプットにBJF Bufferをかけることができます。BJF Bufferの状態は,BJF Buffer LEDで表示されます。
Loop2のRETURNジャックに何も差し込まなければ、Loop2のSENDとOUTPUTからは同じ信号が出力され、パラレルアウトとしてご使用いただけます。BJF BufferをONにすると、バッファードスプリッターになります。



また、それぞれのループは、SEND端子をラッチ式のフットスイッチとしてご使用いただけます。さらに、Loop1のSENDを使用することで、2つのラッチスイッチをステレオケーブル1本で接続することもできます。
(ラッチ式スイッチとエフェクトループを兼ねることはできません。ステレオケーブル使用時は、Loop2には何も接続しないでください。)
※仕様上、フットスイッチLとRの同時押しによるコントロールは行えません。フットスイッチとしてご使用になる場合、お使いの機器の仕様をお確かめください。



White Loopを受け継ぐ、2つのループを1発で切替えられる”Flash Loop”を備えた2ループボックスです。
フットスイッチRでループのON/OFFを、フットスイッチLでLoop1とLoop2の切替えを行います。選択中のLoopはLoop1LEDとLoop2LEDで表示され、LoopのON/OFFはMODEスイッチが表示します。
また、選択中のループの位置に合わせたフットスイッチを4秒間長押しすることで、それぞれのループ選択時にBJF Bufferをかけることができます。例えばLoop1選択中にフットスイッチRを長押しすると、Loop1選択時にインプットにBJF Bufferを入れることができます。BJF Bufferの状態は,BJF Buffer LEDで表示されます。Loop2を選択し、RETURN端子に何も接続しなければLoop2のSENDとOUTPUTからパラレルアウトが可能です。



Loop1のRETURNに何も差し込まなければABボックスとなります。Loop2のRETURNに何も差し込まなければ、Loop2のSENDとOUTPUTからは同じ信号が出力され、パラレルアウトとしてご使用いただけます。BJF BufferをONにすると、バッファードスプリッターになります。
※Loop1選択中にフットスイッチLを、Loop2選択中にフットスイッチRを長押ししてもBJF Bufferはかかりません。BJF Bufferの設定は、ループ自体のON/OFFに関わらず行うことができます。

・mode Blue




タップテンポモードです。Loop1とLoop2のSEND端子がアンラッチスイッチの端子となり、タップテンポやアンラッチ式の信号を受信する機材の操作を行えます。
フットスイッチRがLoop1、フットスイッチLがLoop2のSEND端子からの操作を行います。
また、それぞれのフットスイッチを4秒間長押しすることで、対応するスイッチの極性を反転させることができます。

・mode STR


Strymonのエフェクターを操作するSTR modeです。タップテンポとFavoriteスイッチをそれぞれ1つずつ操作することができます。フットスイッチRがタップテンポで、Loop1のSENDとタップテンポを受けるStrymonペダルをステレオケーブルで接続します。

また、Outputと外部Favoriteスイッチに対応したStrymonペダルを接続することで、フットスイッチLをFavoriteスイッチとしてご使用いただけます。
※外部タップテンポ、またはFavoriteスイッチに対応したStrymonペダルをお使いになり、それぞれの操作を受け入れる設定にしておく必要があります。
スイッチを押した際の動作、LEDの点灯については、Strymonペダル側の設定により変化する場合があります。
Loop2のSEND/RETURN端子には何も接続しないでください。

・エディットモード

Tri Loopのモード変更は、フットスイッチLを押しながら電源を接続することで行います。この時、BJF Buffer LEDが点滅し、エディットモードであることを示します。その後、フットスイッチRを押せば中央のLEDのカラーが変わり、それぞれのモードに変更することができます。選択したいモードを選び、フットスイッチRを長押しすることでモードが決定されます。次回起動時には前回選択されたモードが保存されています。


一度モードを選んで機材を接続すれば、ステージ上で新たなモード選択を行う必要はない。これこそ、実戦に於いてもっともシンプルな操作性です。


Tri Loopは、本体に余計な操作系を無くすことにより、ペダルボードでの誤操作を防ぐことができます。誤ってノブやスイッチを蹴飛ばしてしまったり、搬送中にモードが変わってしまうこともありません。

・各部の名称


1.フットスイッチR
2.インプット
3.DCジャック(センターマイナス DC9V)
4.BJF Buffer LED
5.SEND(Loop1)
6.RETURN(Loop1)
7.MODE LED
8.SEND(Loop2)
9.RETURN(Loop2)
10.OUTPUT
11.フットスイッチL
12.Loop2 LED
13.Loop1 LED


Dimensions:118(L)X64(W)X50(H) mm
Weight:250g
Power Supply:DC9V (Negative Center)
Current Drain:max. 100mA
Max. Input Vp-p:3V

※Tri Loopは様々な使い方に対応するため、仕様上ケーブルの接続方法によっても内部動作が変更されます。付属の説明書の表記にない接続を行った場合、想定通りの動作をするとは限りませんので、ご注意ください。
電池はお使いいただけません。

StrymonはDamage Control Engineering, LLCの登録商標です。
Bogner、Ecstasy、UberchallはBogner Amplificationの登録商標です。

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