Phantom fx Kowloon

いよいよ、表題のペダルが届きました。


Phantom fx Kowloon

実はこのペダル、届くまで若干の不安がありました。
というのも、構想を聞かされてから発売までにかかった時間が
とても短いのです。
すべてを含めて約一ヶ月間(もちろんそれ以前から
実験を繰り返していたのでしょうが。)。
果たして今までのクオリティのペダルができているのか。
また、もう一個の不安もありました。
1ノブサバスのときのあの戸高氏ならではのサウンド
忘れられません。だからこそ不安に思いました。
常に前進をやめない氏が、凡庸な進化を
してしまったが故の3ノブではなかろうかと。
しかし、音を出した瞬間にまったく私の勝手な、余計な
心配事は霧散しました。
まず弾いた瞬間に一瞬で淡い柔らかい光のようなサウンド
酔いました。ジョルジュ・スーラのような世界観とでも
言っていいでしょうか?私が勝手に想像していた
クーロンという名前の持つ猥雑な雰囲気ではありませんでした。
ゲインはまわしてみましたがそれほど高くありません。
それどころかトーンの効きもそれほどではありません。
あ、なるほど。これ、どこをいじってもビルダー、戸高氏の
サウンドなんだ、ということに気づきました。
あえていえばマーシャルにあいそうな、コンプレッション
が低めのTS系サウンドです。
このサウンドは計算されています。しかしそれに気づかないほどに自然です。
絵柄のデザインが左に寄っていますが、
これも彼なりのメッセージだそうです。
一通り触ったときに電話。
9V『これ、代表作かもですね』
戸高氏『そうなると思いますよ。』
今回のロット、ツアーファイナルにて彼自身
が出したサウンドが実証しています。
今回も在庫が希少ですが、
よろしくお願いいたします!
http://item.rakuten.co.jp/ninevolt/kowloon/