Phantom fx

最近、あまりにブログの更新が滞っています。
少しちょっとがんばっていつも通り書けるように
ペースを戻していきたいと思います。
さて、メールボックスの整理をしていましたら、
Phantom fxの制作者からの古いメールが出てきました。
今から思い出すと、そうですね。
ちょうど一年くらい前になります。


そのころはもちろんART-SCHOOLのギタリスト戸高さんとしての
つきあいです。
趣味としてエフェクター作ってるんですよね〜とか、
そういう感じのお話をしていました。


ブランド立ち上げ、というより、エフェクターをちょっと
作ってみないか、と言い出したのは私です。
もちろんそれに関しては、今後ブランドとして
などという発展的な話ではなく、全くの限定商品として
みんなが楽しめればいいよね、というような話です。


どういったものがいいのか?
まずはわかりやすい方がいいんじゃないのか?
ということで、第一弾は1ノブファズになりました。
ここまでの提案は私と戸高さんとで話していましたが
ここまでは私が主導的に提案をしていた記憶があります。


ただ、このとき、試作として作っていただいたものが
いまでも記憶にあるのですが、
私たちの公式から言うと大きくはみ出していました。
あり得ない部品を使ってあり得ないサウンドを出していました。
これが、のちの初代サバスになりました。


最初、彼はビルダーではなくミュージシャンでした。
知識、経験は、プロのビルダーに比べると幾分無いかもしれません。
ただ、それがどうした、ということです。
知識が一番あるものが一番いい音を作れるのであれば
膨大な回路図を持っている人が一番いい音を作れるはずです。
膨大な知識を持って感動させるペダルを作ることができない人を
私は何人も知っています。


今回のFOG、そしてKOWLOONも
ちょっとここではいえませんが、作り出すのに
苦難の連続でした。
正直、普通の方なら逃げ出したくなるような
状況から生み出されたものです。
その話はまた一年後にでも話したいと思います。