当店人気のディレイエフェクター特集!

ご存知の通り、当店では数々のエフェクターを取扱っております。
オーバードライブやファズ、リングモジュレーターなどフェクターには様々な種類があり、それらの種類の中にさらに1台1台違った音を作り出すエフェクターが存在しています。
それぞれのモデルは、世界中いろいろなところで作られていて、ビルダーがこだわり抜いて制作するようなモデルから、多くのプレイヤーの方が手軽にお使いいただけるように作られたモデルなど色々です。数々のエフェクターを見ていると、どのペダルにも作り手の思いが込められているのを感じ、小さく感動を覚えてしまいます。

そんなエフェクターに対して当店が優劣をつけるような真似はとてもできませんが、「おすすめのエフェクターはどれですか」というお問い合わせをよくいただくのも事実です。
そこで、こちらでは当店で取扱っているエフェクターの中でも人気のモデルをいくつか取り上げてみたいと思います。
…といっても、エフェクターには膨大な種類がありますので、今回はちょうどお問い合わせをいただいたこともあり、ディレイペダルに絞って人気モデルをご紹介します。

EarthQuaker Devices Disaster Transport Jr.



コンパクトサイズのケースに、テープエコーを思わせる、とろけるようなディレイサウンドを封じ込め、自由にコントロールできるように制作されたモデルです。
ディレイペダルには意外と付いていないToneコントロールを装備し、これによって残響音の減衰具合を好きにコントロールできます。
また、Disaster Transport Jr.は、ビンテージライク、アナログライクなディレイ音だけでなく、デジタルディレイ…それもDisaster Transportならではのデジタルディレイサウンドも大きな特徴です。
一般的なデジタルディレイは、入力音をそのまま残響とするため、場合によっては原音に残響音が影響をおよぼしすぎることがあります。
しかし、Disaster Transportの残響音は、入力音に対して忠実でクリアであるにもかかわらず、ほんの少し角が取れたようなサウンドとなるため、深くディレイをかけても絶妙に原音を活かしたプレイングが可能です。もちろん、エコーライクな若干の重たさを感じる発振も可能です!

Modtone Effects VINTAGE ANALOG DELAY



Disaster Transport Jr.と同じようにビンテージアナログライクなサウンドを狙ったデジタルディレイです。
Modtoneは数々の種類のエフェクターをラインナップし、手ごろな価格で高品質なエフェクターをお届けしたいという思いから、この価格帯ながら今では全機種トゥルーバイパスを実現し、内部コンポーネンツにも上位機種と同等のものを採用するなど、非常に「価格離れした」品質で大変な人気です。
Vitage Analog Delayは、アナログライクなサウンドを指標とし、リバーブ感のあるスラップバックエコー風のディレイサウンドを得意としています。

MAD PROFESSOR DEEP BLUE DELAY



アナログサウンドをデジタルディレイで作り出す、というペダルの中では最高峰の1台と言えるのが、このDeep Blue Delayです。テープエコーに近いDisaster Transportやスラップバックエコー風のVintage Analog Delayとはまた違い、いわゆる「アナログディレイ」の音色を作り出します。
そのあまりにも美しく素晴らしいディレイサウンドは、あのゲイリー・ムーア氏が来日した際、足下に置かれていたことでも証明されています。
残念ながらただいま通常モデルは近日入荷予定で売り切れとなってしまっておりますが、同等のクオリティをより手頃な価格で実現したNew Deep Blue Delayがただいま即納可能です!

Akai E2 Head Rush


密かなロングセラーを続けるAkai E2 Head Rushは、多くのアーティストが愛用する、デジタルディレイです。
テープエコーを再現した独特のマルチタップディレイサウンドを実現し、4つまでの擬似的なテープエコーヘッドから出る残響音を別々に出力させることも出来るという大変おもしろい機能を実現しています。

そして、E2が選ばれる大きな理由の一つが、「ループサンプリング」機能です。今ではそれほど珍しい機能ではありませんが、E2ならではのシンプルな操作性の良さはまさに圧倒的です。非常に人気の高いモデルです。

Strymon El Capistan


テープエコーを再現し、サウンド・オン・サウンドのループサンプリングにも対応したデジタルディレイといえば、こちらの新製品についても書かなければならないでしょう。大変な話題となっているストライモンのEl Capistanです。

ストライモンならではの立体的なモジュレーションやリバーブサウンドが美しいです。
非常に高い機能があるのですが、こちらに書くと長くなってしまいますので、詳しくは商品ページをご覧下さい。

Malekko Heavy Industry Ekko616


MalekkoのEkko616は、BBD、つまりアナログの遅延素子を使って作られた、フルアナログモジュレーションディレイです。
昔ながらの完全なアナログディレイですが、最大ディレイタイムは650msと、アナログディレイとしては長いディレイタイムを実現しています。

基本となるアナログディレイサウンドはもちろん、モジュレーションやスイッチで切替の出来るバッファなど、全てがハイクオリティ!
デジタルとの融合を実現し、究極のディレイを目指すペダルがあれば、あくまでもフルアナログにこだわり、その中で高い品質のモデルを作るペダルもあります。
特にEkko616は、高い品質を手頃な価格で提供する、という相反する要素が非常に高い次元でバランスされており、非常に高い評判をいただいています。

MAXON AD999 Analog Delay



日本を代表する老舗エフェクターブランド、MAXONのフルアナログディレイです。
アナログにこだわるMAXONのエフェクターはどれも人気ですが、中でも当店では特にAD999が人気です。
最大900msというアナログディレイとは思えない、ロングディレイタイムに対応し、同様にアナログディレイの中でも特にクリアなトーンを実現しています。
ビンテージサウンドを作るためのアナログディレイというよりも、アナログディレイがアナログディレイとして正常進化をし続けた結果がこのペダルなのではないでしょうか。
さらにマルチタップディレイにも対応した驚異のモデル、AD999Proもございます。

Subdecay Echo Box


アナログディレイやテープエコーサウンドと、デジタルのクリアなサウンドが融合したディレイペダルといえばEcho Boxを忘れるわけにはいきません。

「デジタルディレイでビンテージサウンドを作り出す」のではなく、アナログディレイのもつサウンドにデジタルのクリアさとノイズレスな利点を融合させるというコンセプトで作られたモジュレーションディレイです。
モジュレーションはテープエコーの「フラッターワウ」的な揺れから、コーラスペダルのようにさわやかな効果、フランジャーのようなうねりをともなうサウンド、さらに音程がゆらゆらと上下するような効果などにも対応します。
コンセプトそのものは少し違いますが、Deep Blue Delayのように、立体感を感じるようなアナログディレイサウンドを作ることもできます。比較してみると、Echo Boxの方がよりクリアなサウンド、Deep Blue Delayの方はよりビンテージサウンドとなっているように感じました。
また、Echo Boxは、トゥルーバイパスとシームレスディレイを切り替えることが可能。
シームレスディレイ(Natural Delay Mode)は、ディレイをOFFにしても最後の残響音だけが残り、自然に消えてゆく効果で、例えば曲中、リードギターにディレイをかけてバッキングに戻るときにもそのままスムーズに曲のつながりを続けてゆくことができます。

当店にはまだまだたくさんのディレイペダルをはじめ、いろいろなエフェクターがございます。
音を出して、それが跳ね返ってくる「やまびこ」効果を作り出すだけのディレイというエフェクトですが、どのモデルにも個性があり、どれも違った音を作り出します。まさにエフェクターのおもしろさです!
こちらでご紹介させていただいたモデルはどれも人気の高い物ばかりを集めました。是非ご参考になさってください。