Modtone vs Malekko vs Coolmusic アナログコーラス対決!


非常にたくさんの種類がありそうで、探すと意外とみつからない「コーラスペダル」。
特に扱いやすく手頃なアナログコーラスとなると、何が良いのかよく分からない、というご相談をいただくこともあります。
そこで、当店人気の、「手頃で使いやすい」と評判のアナログコーラス3機種を比べてみましょう!

Modtone Aqua Chorus II MT-CH



まずはこちら。大変高い人気のコーラスペダル、Modtone Aqua Chorus IIです。
一時期、本当に長いこと売り切れてしまっており、数々のお問い合わせをいただいても納期未定ということがあり、誠に申し訳ございませんでしたが、今なら即納できます。
Modtoneのコーラスペダルは取扱当初から大変な人気でした。そして今年、「Aqua Chorus」はアップデートが施され、「Aqua Chorus II」として未だに高い評価をいただいております。
Aqua Chorus IIは、トゥルーバイパス構造のフルアナログコーラスペダルです。RateとDepthだけのシンプルなコントロールで、コンパクトエフェクターとして標準的なMXRサイズの筐体を採用。さらに非常にリーズナブルです。
こういうコーラスペダルって、よくありそうで実はなかなか見つからないんです。


Aqua Chorus IIのサウンドは、アナログコーラスの名機と呼ばれ、いまではプレミア価格で取引されるあの「BOSS CE-2 Chorus」を思わせる、暖かみのある爽やかなサウンドです。
CE-2と比較している動画は旧版のAqua Chorusですが、バージョンアップとなってもコーラスサウンドに大きな違いはありませんので、ご参考になるかと思います。

Malekko Omicron Series Chorus


この間入荷したばかりの、Malekko Chorusです。
最大の特徴はこの小ささ。シンプルなコントロールでトゥルーバイパスを実現したアナログコーラス、というのはModtoneと共通しています。

深みと立体感があり、さらに幅広く音色を作ることの出来る、高いクオリティの正統派コーラスペダルです。
貴重なMN3007遅延素子を使用し、その特性を活かしたコーラスサウンドが特徴ですね。
ペダルに使われるコンポーネンツは、高ければ良いというわけではなく、そのパーツを活かしてこそ意味があります。
Malekkoはその点を完全に理解し、その上でMN3007のポテンシャルを引き出すことに成功しています。

Coolmusic CH-7 CHORUS


ここまで見てきたModtoneやMalekkoと比べると、大柄な筐体が目を引くアナログコーラスペダルです。
CoolmusicはMD-6をはじめ、デジタルエフェクターのイメージが意外に強いかもしれませんが、人気のハイゲインペダルHG-7と、コーラスペダル CH-7はフルアナログ回路を採用しています。

古くからのBBDを採用したMalekkoとは逆に、最新のローノイズなBBDを採用したのがCoolmusicです。
また、あえてトゥルーバイパスは採用せず、FETスイッチを使ったバイパス方式を選択しています。
他の2機種とは違い、ステレオアウトに対応。また、独特のBlendコントロールで原音とエフェクト音の割合を調整し、コーラスエフェクトに深さや幅広さとは違った「濃淡」のコントロールを可能としました。

実際にこの3機種を比較してみたところ、それぞれ基本となっているコーラスサウンドが違っているように感じられました。
古いBOSS系のコーラスサウンドを作り出すModtone、よりクリアで深い、Maxon系コーラスサウンドのMalekko、そして、Small Clone系の音の密度が増すようなコーラスサウンドを作り出すCoolmusic(Coolmusicは強力なBlendコントロールでコーラスサウンドの濃淡を調整できるので、BOSS系のサウンドを作ることもできます)…もちろん、厳密にそれぞれオリジナルペダルと比較すれば違う音なのですが、音色のベクトル方向はおおまかにこういった具合です。
 
個人的には…Malekkoのクリアさとビンテージサウンドが混ざったようなコーラスサウンド良いと思いましたが、使っているとCoolmusicのBlendコントロールもとても楽しく、Modtoneの爽やかで分かりやすい効果も魅力的でした。
機能的にも音色もそれぞれ違った3つのコーラスペダル、是非お好みや使い方に合わせてお選び下さい!
Malekkoは在庫僅少ですが、ただいま3機種とも全て即納できます!