エフェクターの使い方講座 第1回 エフェクターの接続順 Part1

エフェクターには、膨大な種類があり、様々な使い方ができます。
日頃いろいろなエフェクターを扱っていると、エフェクターの使い方についてのご質問をいただくことがあります。そこで、エフェクターの使い方講座と称して、エフェクターについての基本的なことを書いていこうかと思います。少しでも、お役に立てたならありがたいです。

では、第1回「エフェクターの接続順 Part1」を進めていきましょう。
今回は、いろいろな種類のエフェクターの一般的な接続順をご説明したいと思います。

まず、エフェクターの種類について、簡単に触れておきます。当店のジャンルで選ぶというページにも載せておりますが、単にエフェクターの種類と言っても非常に多岐にわたり、そのサウンドや効果によって分類は様々です。
ここでは、まず基本となるエフェクターの分類からご説明します。

  • 歪み系

オーバードライブディストーションファズ等のエフェクターを、歪み系と言います。
ギターサウンドをギュイーンと歪ませたり、音量を上げたりするエフェクターがここに分類されます。

  • 空間系

コーラスフェイザー等のエフェクターは、空間系や、モジュレーション系という呼び方がなされます。
ギターサウンドに空間的な効果を与えるエフェクターです。具体的には音を揺らしたり、回転しているような効果を作ったりします。

  • 残響系

ディレイリバーブといったエフェクターを、残響系と言います。音が残響する様子…やまびこや、お風呂やトンネルで音が反響する様子などを擬似的に作り出すのが残響系エフェクターです。残響系は、空間系エフェクターの中の一部として紹介されることもあります。

今回は、以上の3種類の分類から、エフェクターの接続順をご説明します。エフェクターにはまだまだ種類がありますが、それらについては後の回でご説明します。

エフェクターの一般的な接続方法


こちらが、エフェクターの一般的な接続順です。まず、ギターのサウンドに歪みを加え、そこに空間的な効果を加え、最後に音の残響をプラスすることで、最も自然なギターサウンドになります。
ギターから出た電気信号は、先に接続したエフェクトが順にかかってゆくため、最終的にアンプに信号が届くときには、「後に接続したエフェクトが強く」残っている形になります。なので、例えば上図で空間系と残響系を入れ替えると、音の残響よりも揺れや回転するような効果を強調することができます。

エフェクターの接続順に決まりはありません。どんな順番で接続しても、最終的に欲しい音色であるのなら、それが正解となります。そのため、こちらでご紹介する接続順は必ず守らなければならないものではありません。ただ一般的に、多く使われる接続順を知っておいていただくことは必ずプラスになるのではないかと思います。
接続順を入れ替えただけでも、全く違う音が出るのがエフェクターです。そんなエフェクターの「音作り」を楽しみ、そしてご自分の求めるサウンドを見つけ出して下さい!
 
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