戸川 琢磨さんから、Henretta Engineering Bluebird Fuzzのレビューをいただきました!

今年1月にCOMEBACK MY DAUGHTERSを脱退され、現在はThe Yasuno N°5 Groupでのセッションプレイヤーや、Gotchのサポートを務めるベーシスト、戸川琢磨(TYN5G / ex:COMEBACK MY DAUGHTERS)さんから、ノブのない個性派ファズ、Henretta Engineering Bluebird Fuzzのレビューをいただきました!


Bluebird Fuzzは、太く暖かいファズペダルで、ギターサウンドに長いサステインと豊かなハーモニクスを加えることができます。さらに、Bluebird Fuzzはギターのヴォリュームコントロールへのレスポンスが高く、簡単に幅広いゲインの調整をすることができます。
5.0cm×5.0cmの非常に小さな筐体で、ペダルボードにも簡単に納めることができます。

フットスイッチを踏めば、ペダルのON/OFF切替ができます。ON時にはLEDインジケーターが輝きます。OFF時に回路は完全に信号から除去されます(トゥルーバイパス)。

Bluebird Fuzzには、内部にトリマを搭載しています。このトリマは、出力音量を調整するものです。ヘッドルームが十分に確保されているので、アンプをプッシュして使うこともできます。通常、音量を高く設定すれば分厚いファズサウンドが得られ、低く設定すれば鋭い60sスタイルのファズサウンドとなります。ファクトリーセッティングでは、フルアップにしたギターで使った際、ユニティゲインとなるよう設定されていますが、お使いの機材により音量が変わる場合がありますので、環境に合わせてセッティングしてください。
Volumeトリマは、ロットによって大きいタイプと小さいタイプがあります。音色に違いはありませんが、小さいタイプのトリマは反時計回りで音量が大きくなり、大きいタイプのトリマは時計回りで音量が大きくなります。

戸川さんのレビュー

まずは見た目と筐体のサイズが最高。我々人間は大きい物も小さい物もどっちも好きですからねー。
セッティングもするノブが見当たら無いので、そのままON。気持ち良い音ですねー、コレは完璧に自分好みです。
ココ最近さわったファズの中ではノブ無しなのに(FUZZ好きな人に対して)割と万人向けなチューニングがなされていると思います。シンプルだけど考えて作られているんだろうなと言う印象。
 ベースでの使用になりますが、ギターよりは大きめなベースの出力なので深く低く刺さる感じで、コレが丁度良い塩梅でした。ファズなのですが、ゲート感もキツ過ぎず、引っ込み過ぎない音質で、ギラギラし過ぎない滑らかな深く歪むディストーションとも取れる部分もあります。自分の中ではポストMUFF系なポピュラリティーも感じました。踏んだ時の【ファズ使ってます感】ってとても大事でその感覚も充分にあります。
 基本いじれるノブは無いのですが、裏蓋を開けるとスグに基盤が出て来ます、そこに必要最低限みたいな感じでボリュームとトーン切り替えのスイッチもあるので任意で変えて行けるのも良いと思いました。
心臓部がデュアルタイプのオペアンプでソケット化してあるので、差し替えが可能な所も面白いですね。OPA2134とか昔の缶タイプの何かにしたらキャラ変わりそうで怖いし楽しいかもですねー。(ちゃんと調べてないんですが回路は某250とか参考にしてるのかなとも...)
 手軽に持ち運び出来るサイズと共に色んな人にお勧め出来る、何も考えずに使える、見た目も最高な1台だと思います。

戸川さんは、Bluebird Fuzzを見てベースでいける、と考えておられたそうです。
本当にありがとうございました!