発売から8年!ロングセラーを続けるEventide TimeFactor、こんなにすごくなりました!


2007年の発売から8年。Eventide TimeFactorは長年、コンパクトディレイペダルの最高峰として高い支持をいただいております。
長年、ファームウェアアップデートなどを経て、今、最新のファームウェアを搭載するTimeFactorは発売当初とは比べ物にならないほどの機能を備えています。


発売当初、20種類だったプリセットは、50バンク×2の100プリセットへと増強されました!もちろんMIDIや外部フットスイッチを使用して、より快適なプリセット操作も可能です!


そして、プリセットネームの保存も可能になりました。プリセットごとにプリセット名を付けることができます。管理が楽です。


ルーパー機能も強化されています。
Looperの操作はPLAY MODEで行います。この時、ノブの役割がディレイエフェクト選択時とは異なります。
ステレオソースを入力すると、インプットは自動的にモノラルに変換され、そのシグナルがLooperに入力されます。Looperからのアウトプットは、LRでパラレルアウトとなります。

・Mix:ドライオーディオインプットとLooperプレイバックのバランスを調整します。

・Dry Mix:Looperでは使用しません。

・Dly Time A:Loop Start Pointノブとなります。Loopのスタートポイントを0msからループレングスまで設定できます。

・Dly Time B:Loop Lengthノブとなります。ループが空白の時、ループレングス(ループの長さ)の設定を行います。
ループレングスは最大48秒まで設定できますが、ループレングスが長くなるほどレコーディングクオリティが低下します。

・Fdbk A:Loop Decay Rateノブとなります。通常のプレイバック時には効果がありません。オーバーダビング時にのみ有効です。
オーバーダビング時のディケイレート(先に録音されたシグナルの減衰)を設定します。オーバーダビングを続け、ループ全体のシグナルが濁ってしまうのを防ぎます。0%設定ではディケイを行わず、100%ではダビングを行うと以前のデータが消去されます。つまり、100%設定ではサウンド・オン・サウンドにはなりません。

・Fdbk B:Dubbing Modeノブです。ダビングモードの切替えを行います。
[D:LATCH]:ダビングのON/OFFを切替えます。ONにするとオーバーダビングが可能となります。
[D:PUNCH]:フットスイッチをホールド中のみダビングする設定を有効にします。このモードではオーバーダビングが可能です。
[D:REPL-L]:ダビングのON/OFFを切替えます。ONにすると新たに追加された音が既存のループから置き換えられます。
[D:REPL-P]:フットスイッチをホールド中のみダビングする設定を有効にします。追加された音は既存のループから置き換えられます。

・Xnob:Playback Modeノブです。プレイバックモードの切替えを行います。
[P:ONCE]:ループがスタートポイントから1度だけ再生されます。
[P:LOOP]:ループがスタートポイントから繰り返し再生されます。
[AP:LOOP]:レコーディングが終わると、ループが自動的に再生されます。

・Depth:Varispeed Resolutionノブとなります。プレイスピードのレゾリューション(プレイスピードの設定)を行います。
[SMOOTH]に設定すると、レゾリューションは1%になります。他のセッティングではプレイスピードを可変し、スケールに合わせて音程を可変することができます。
1)[OCTAVES]:2オクターブ下から1オクターブ上まで
2)[OCT+5TH]:オクターブと5度
3)[DOM7TH]:ドミナント7thコード(ルート、M3rd、5th、m7th)
4)[CHROMATIC]:セミノート(半音単位)

・Speed:Varispeedノブとなります。ループが空白の時、レコーディングスピードを設定します。下記から選択できます。
[SPD 2X]:ダブルスピードセッティングです。ループレングスは最大6秒になります。
[SPD 1X]:ノーマルスピードセッティングです。ループレングスは最大12秒になります。
[SPD 1/2]:ハーフスピードセッティングです。ループレングスは最大24秒になります。
[SPD 1/4]:クオータースピードセッティングです。ループレングスは最大48秒になります。

・Filter:Looperのインプットとアウトプットの両方のフィルタを設定できます。左に回せばローカット、右に回せばハイカットとなります。


そして最新ファームウェアに搭載された“ルーティング”機能!
2015年8月18日以降のファームウェアアップデートにより、モノラル使用時に新たなルーティングの変更が行えるようになりました。2つのインプット/アウトプットを独立させ、現在設定しているエフェクトをどちら側のインプット/アウトプット間に設置するかを切替えることができます。
例えばエフェクトやプリセットによってアンプの前のエフェクトチェーンとアンプのエフェクトループ間を切り替えることができるようになります。
また、片方の出力をドライ、片方の出力をウェットに分離することも可能になりました。これらのルーティング設定はプリセットごとに保存することができます。
また、エクスプレッションペダルやMIDIコントロールによるインプット/アウトプットレベルのリアルタイムコントロール、およびMIDIマージ(入力されたMIDIシグナルを出力にブレンド)、Auxスイッチのモメンタリモードの追加が可能となりました。
※Eventideの製品は、製造された時期により内部ファームウェアバージョンが異なります。ファームウェアアップデートを行うことで製造時期にかかわらず全て最新の機能をご使用いただけます。


当初、プリセットを保存したりMIDI SysExを使ってファームウェアをアップデートしていましたが、今ではH9 Controlというソフトウェアで楽々操作可能!
Eventide H9シリーズ、およびTimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceは、全てのエフェクトパラメータや機能を本体のフロントパネルで操作できますが、H9 Controlアプリを使用することで各種パラメータやプリセットの管理、ファームウェアアップデート、H9の場合はエフェクトアルゴリズムの追加を行うことができます。
また、エクスプレッションを使用するようにリアルタイムでパラメータのコントロールを行えます。
H9 ControlはWindows用、Mac用、Mac OS X 10.10以降用、iOS用が用意されています。それぞれWindows 7以降、Mac OSX 10.7以降、Mac OSX 10.10以降、iOS5以降に対応しています。

H9 Control AppはBluetooth接続、またはUSB接続に対応しています。iOS用のH9 Contro AppをH9シリーズで使用する場合はBluetooth接続、TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、Spaceに使用する場合、Camera connection kitを使用してUSB接続を行います。



H9 Controlを使用すれば、全てのパラメータをアナログデバイスのように操作することができます。エクスプレッションペダルのように動作するリボンコントローラーなどを使用することもできます。

複数のパラメータを同時に操作できるXYパッドでの操作も可能です。

様々なアルゴリズムを管理できます。

各種セッティングをH9 Controlから行えます


 

是非、最新のEventideを体験してみてください!